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オリックス2016

~オリックス、113人の戦力外 の巻~

113人

大志を抱いて、プロ野球の世界に飛び込む若者がいる裏で、
夢破れ、華やかな舞台から去る者がいます。

今年、戦力外通告を受けたのは、12球団で総勢113人。
小松のように、選手・ファン全員にその別れを祝ってもらえるのはごく少数で、
多くの者は、いまだグラウンドに別れを告げることができません。

彼らの最後の戦いの場、12球団合同トライアウトが、11月12日、甲子園球場で行われます
以前は年2回行われていましたが、昨年から一発勝負に変更。

再びユニフォームを着るために、
今年は69人の選手たちが、
全てを賭けてプレーします。

オリックスからも、原拓也・白仁田寛和の参加が報道されています。




投手

今季から一軍外野守備走塁コーチとなった中村一生もトライアウト経由で入団しているように、オリックスはトライアウト組の獲得に否定的でなく、
来季から三軍戦を導入することを考えると、
今年は、育成込みで多くの選手を獲得すると思われます。

ここで、
戦力外通告を受けた選手のなかから、
面白いと思う選手を幾人かピックアップしていきたいと思います。

まずは投手から。

土田瑞樹(巨人:26歳):昨年のイースタンセーブ王。フォークが持ち味。今夏に右肘手術も、状態良ければ育成込みで。

田中太一(巨人:23歳):カーブが武器の高卒6年目の右腕(2015から育成)。昨秋突如155キロを出し今年期待されたが…。まだ若く、こちらも育成込みで。

金平将至(日本ハム:26歳):選手層の厚さに阻まれ、日本ハムを3年で解雇。ファームでは中継ぎとして、44イニング投げて防御率2.62。左腕不足のオリックスでは戦力になってもなんらおかしくはない。

木村雄太(ロッテ:31歳):190㎝の大型左腕だが見かけとは対照的に軟投派。昨年、オリックス相手にプロ初勝利を挙げる。年齢がネック。

川満寛弥(ロッテ:25歳):こちらも186㎝の大型左腕。落差の大きいカーブが武器。4年前のドラフト時はオリックス指名のうわさもあった。入団前、川満の所属していた九州共立大の監督は「即戦力ではなく、長い目で見てほしい」と語っていた。大型左腕の完成には時間を要する。今年ファームで先発として一年フルで働いており、徐々にプロ野球選手の体に。育成込みで。

中崎雄太(西武:25歳):広島のクローザー中崎翔太の兄。元近鉄の清川栄二が作り上げた「画面から消える左腕」。サイドスロー転向もまだ未完成で伸びしろあり。左殺しのワンポイントで。




野手

続いて野手。
野手は一名。

猪本健太郎(ソフトバンク:25歳):史上初のウエスタン5連覇を果たしたソフトバンクの主砲。守備位置は一塁と、期待の園部・奥浪と被るが、その打棒は魅力的。三軍の厳しさを知る選手としても。

そして、この選手。

後藤光尊(楽天:38歳):オリックスの初代キャプテン。まとまりを欠くオリックスを一つに束ねる可能性をもつ選手。最後はオリックスで。

なかなか魅力的な選手が揃っています。
斎藤・田中と2人解雇した捕手も三軍制を考えると必要ですが、そうなると、大阪出身の田中雅彦(ヤクルト)あたりでしょうか。

最後に、
オリックスからトライアウト受験予定の選手には、
なんとか再びユニフォームを着てほしいと、心から祈っています。




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