~オリックス、人的補償は大物? の巻~
強奪
オリックスはFA移籍した糸井について阪神から人的補償を求める考えで、鳥谷ら高額年俸の主力選手がプロテクト28選手から外れた場合は獲得する方針を固めたことが21日、分かった。(スポーツ報知)
ブラフでしょう、これ。
鳥谷や能見ら実績十分のベテラン勢を狙うと宣言することで、彼らをプロテクトさせ、
28人のプロテクト枠から外れた若手を狙う。
故障明けの馬原を獲った過去のあるオリックスですから、
そのことばの重みは他球団に比べてもありそうですが、
さすがにそんなバカなことはしないでしょうし、
阪神も引っかからないでしょう。
今季の完全最下位をもって、
若手育成に舵を切ったオリックス。
目先の勝利はいりません。
大物
一応、阪神の高額年俸のベテラン選手をピックアップしてみます。
(投手)
藤川球児(36歳:2億円)
能見篤史(37歳:1億4000万円)
安藤優也(38歳:8200万円)
岩田稔(33歳:6800万円)
(野手)
鳥谷敬(35歳:4億円)
福留孝介(39歳:2億円)
西岡剛(32歳:1億800万円)
「超変革」と標榜しなくてはならないほどに、主力の高齢化が窺えます。
で、彼らの成績はというと、
(投手)
藤川球児(36歳:2億円):5勝6敗3S10H 防御率4.60
能見篤史(37歳:1億4000万円):8勝12敗 防御率3.67
安藤優也(38歳:8200万円):0勝1敗11H 防御率2.53
岩田稔(33歳:6800万円):0勝3敗 防御率8.85
(野手)
鳥谷敬(35歳:4億円):打率,236 本塁打7 打点36
福留孝介(39歳:2億円):打率,311 本塁打11 打点59
西岡剛(32歳:1億800万円):打率,295 本塁打0 打点15(アキレス腱断裂にて離脱)
なんとか候補に挙がるのが、能見と福留。
他はプロテクトから外れても獲りにいく選手ではないですし、
能見・福留にしても、外れていたからといって、是が非とも獲りにいくべき成績でもないでしょう。
しかし、彼らに比べると、
どれだけ糸井の成績が素晴らしいか。
本当に、
いい選手でした。
若手
糸井の今季年俸は2億8000万円でBランク(上位4位~10位)であることから、
オリックスは阪神からの補償として、
①旧年俸の60% もしくは、②人的補償+旧年俸の40% の選択が可能。
つまり、
①1億6800万円 か、
②1億1200万円+人的補償。
すなわち、
①-②の差額、5600万円を払う価値のある選手ということ。
ドラフトの契約金でいえば3位以上の選手。
私の希望(当落線上の選手で)としては、
2015年ドラフト1位指名の横山雄哉、同じく2位の石崎剛。
今年6年ぶりの白星を挙げた秋山拓巳あたりが狙い目ですが、
プロテクトされそうです。
同じウエスタンで同じ関西チーム。
相手のことを最もよく知るチーム同士ですから、
ここは、オリックス編成部の腕の見せ所ですね。