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2017ドラフト

~オリックス、ドラフト1位候補①(清宮、安田、中村)の巻~




 BIG3

オリックス・福良監督が13日、今秋のドラフト上位候補を約4時間半、入念にチェック。
「ポジション問わず、30人ぐらい見た。どういうタイプなのか説明を受けました。いい選手はいましたよ」。

球団の1位指名の候補は田嶋大樹投手(JR東日本)ら5人程度

指揮官は昨年、D1位・山岡の獲得を熱望したが、今回は「(意見は)ないです」
すでに意思疎通は図られており、球団は26日のドラフト会議当日まで戦略を練っていく。(サンスポ)

残りは、清宮、安田、中村、東(+鈴木博志(ヤマハ))と思われます。
ドラフトまであと一週間を切ったいま、
オリックスの1位候補を、もう一度みていきたいと思います。

今日は高校生BIG3です(以下、短評はスポーツナビより)。




 清宮幸太郎

清宮幸太郎(184㎝/100㎏、右左、早稲田実)

ケタ違いのスイングスピードで高校通算111本塁打を記録した超高校級スラッガー。ファースト守備のハンドリングにも優れ、足も使える。

ファースト守備のハンドリングが優れているとも、足が使えるとも思えず、むしろ短所だと思いますが、
それら欠点を覆い隠すくらいの豪快な打棒が魅力。

清原が甲子園を席巻したのが30年前、
松井出現が20年前、
(ここに加えていいものか悩みますが)中田翔が10年前。
そして清宮幸太郎。
まさしく10年に一人の逸材です。

裏を返せば、
10年に一人しかスーパースター級の野手は出てこないということ。

くじ引きが何球団になるか分かりませんが、こんな選手が単独で獲れるはずもなく、
抽選のリスクが伴うのは当たり前のこと。
ここを避けていては、いつまでも、オリックスにスーパースターが入団することはありません。

福良曰く「一塁が渋滞している」。
確かにそうでしょう。
中島、小谷野、マレーロ。Tも守れます。
ただ、チームは移り変わっていきます。

中島、小谷野の両ベテラン。
来年は元気としても、再来年はどうでしょう
もしかしたらユニフォームを脱いでいる可能性すらあります。
となると、数年後はTと外国人のマレーロ(と、期待を込めて園部)だけです。

実際、小谷野も言っています。
「レギュラーを譲る気はない。でも僕みたいな年齢の選手が出続けるなんて、強いチームじゃあり得ない」(毎日新聞)と。

来年優勝が狙えるチームならば、短期的にみてチームに欠けている部分を埋める補強をするのもありでしょう。
ただ、いまのオリックスがその立ち位置にいるのか。
答えは否。

であれば、
数年後にチームの柱となる選手(もしくは日本球界を支える可能性を秘めた選手)を獲るべき。
そしてその可能性を、清宮幸太郎はもっています。




安田尚憲

安田尚憲 (188㎝/92㎏、右左、履正社)

今センバツで一発を放った高校通算65本塁打を誇るスラッガー。広角にも打ち分けられ、軽快な三塁守備も定評あり。

10月18日に放送された、NHKスペシャル「ホームラン新伝説~“怪物球児”ドラフトへ~」。
清宮、安田、中村の三人がクローズアップされた番組でしたが、
その番組を観て最も評価が変わったのが、安田でした。

学業成績を履正社校長がべた褒めしていましたが、
野球脳含め、とにかく頭がよくみえました。

考えながら野球に取り組んでいる様子が窺え、
愛読書は松井秀喜の不動心
カバーが外されているところに、熟読している様子が見受けられました。

本塁打には2つのタイプがあると思っています。
一つは、Tのように、滞空時間長く弧を描く本塁打。
その場合は、高いところからスタンドに落ちてきた打球ははねて後ろに飛んでいく。

もう一つはライナーでスタンドに突っ込んでいく本塁打。
客席にあたった打球は、跳ね返ってグラウンドに戻ってくる。

前者の代表例が、Tであり藤井康雄で、
後者の代表例が、後藤光尊で松井秀喜。

安田のバッティングスタイル、そしてその描く放物線も、松井秀喜のものに酷似
即戦力とは呼べないものの、3年待てば球界を代表する強打者に育っている可能性も十二分にあります。

ただ未完のままで終わるリスクも。
そこが清宮と安田の現状の評価に表れています。




 中村奨成

中村奨成(182㎝/77㎏、右右、広陵)

新記録の1大会6本塁打を放つなど今夏の甲子園で大ブレイク。打撃だけではなく、強肩やフットワーク軽いバント処理能力など守備でも高い評価を得ている。

今夏、甲子園に突如現れたニューヒーロー。
清原のもつ、夏の甲子園大会本塁打記録を破った大砲。
右に左に計6本。
どこの球団でも欲しい、打てる捕手です。

U18で木製バットに対応できなかったことで評価を下げてはいるものの、
甲子園での疲れと、
高校球児のなかで一番長く戦ったことから、木製バットへに適応する時間がなかったのも原因でしょう。

谷繁、城島以来の捕手と評判ですが、
江の川の谷繁も、別府大府の城島も、ドラフト前はそこまで騒がれていた印象はありません。
前評判でいえば、歴代高卒捕手ではナンバーワンかもしれません。

走攻守高いレベルで評価される捕手。
広島の1位指名が確定しましたが、それだけの逸材であることは間違いありません。




 単独指名も

この3人のうち、誰か一人でも獲れれば、今年のドラフトは大成功でしょう。

現段階で、
清宮の指名を公言しているのは、阪神。
中村は広島。
安田はいまのところゼロ。

オリックスが思い切ってここで手を挙げれば、一気に単独指名となる場合も。
岸田、Tの履正社の選手という意味でも、その決断はなくもなく。

ただ、
私の評価はやはりダントツで、清宮です…。




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