~オリックス・二軍、ただいま首位 の巻~
首位
快進撃が続く、2017オリックス。
調子がいいのは一軍だけではありません。
田口率いる二軍もそうで、
現在10勝6敗、貯金4。
2位広島に0.5ゲーム差の首位にいます。
首位です。
昨年の完全最下位の一角を担ったファームが、
シーズン序盤とはいえ、現在首位にいる。
喜ばしいことです。
40勝68敗と28個の借金を昨年積み上げたチームが、
いま生まれ変わろうとしています。
充実
先週火曜からの広島3連戦を敵地で3タテし、一躍、首位へ。
好調の原因は、やはり投手陣。
一軍先発陣が厚いため、昨年ならばそこに入っていたはずの岸田や青山・山田の先発陣が一軍枠から漏れ、ファームへ。
また、一軍の櫛の歯が抜けたようなスケジュールのため、松葉(ウエスタン防御率2位)や山岡がファームで調整登板する羽目に。
結果、格の違うピッチングをみせつけ、チームは勝利を重ねています。
また病み上がりの東明や比嘉も徐々に出番が増え、
新外国人のウエストは8試合10回を投げいまだ無失点。
高校出の佐野や鈴木、佐藤世那や吉田凌の出番がないほどです。
三軍制
打撃陣では、3年目の宗が3割を超えるハイアベレージで、現在ウエスタンリーグ3位につけるも、
期待の奥浪は相変わらず2割台の低空飛行で、
園部にいたっては規定打席にすら到達できず(福良の強制送還が正しかったということ)。
なかなか厳しい状況が続いています。
にもかかわらず首位。
得失点差がわずか6ながら貯金4ということは、
田口の采配のおかげ。
そして、
三軍制導入の効果でしょう。
正式に三軍と名乗ることはなく、
3月22日の四国アイランドリーグ・徳島との試合では、相手チームから多くの選手を借りるなど、
その育成システムが順調に機能しているとは言えません。
しかし、虎視眈々と支配下入りを目指す総勢9人の育成選手の存在が、
チームに競争という新しい風を呼び込みました。
熱きその風が、舞洲のグラウンドに熱気を与えています。
三軍制導入の初期目標は、いまのところ達成したといってよいのではないでしょうか。
暗雲
上も下も好調のチームですが、暗雲が立ち込めました。
ロメロの故障。
診断は骨挫傷とのこと。
平たく言えば、骨折手前の状態。
安静がなによりの治療法とのことで早期復帰を期待しましたが、長引いた例もあり、同じ病を患ったソフトバンクの柳田は1か月後に開催予定のプレミア12を辞退することとなりました。
今日の選手登録抹消はなく、
明日の練習をみての判断とのことですが、
イヤな雰囲気です。
ここにあの男が加われば問題もないのですが、
彼の復帰は5月以降となりそうで、
やっぱりイヤな雰囲気です。
明日は神戸での西武戦。
先発は前回の西武戦なんとか立ち直って勝ち投手となったディクソン。
とにかく連敗だけはしないように。
現在3勝とチームの勝ち頭であるディクソンに、
イヤな雰囲気を一掃してもらいましょう。
昨年4勝23敗と、同じプロとして恥ずかしいぐらいに負けたソフトバンク相手に、現在2勝2敗の五分。