~オリックス、期待の新外国人来日 の巻~
来日
妻の出産の関係で来日が遅れているヘルメン、BCリーグ出身のジョージを除く、新外国人3人が来日しました。
昨年のメンバーに比べ、非常に明るい印象(モレルの有無が原因のような気もしますが)。
2017年オリックスの浮上は、彼らの腕にかかっています。
コメントとともに、
期待の新助っ人を、みていきます。
コーク
フィル・コーク投手(34)が27日、ステフェン・ロメロ外野手(28)ら他3選手とともに神戸市内で入団会見。マーシャルアーツなど総合格闘技や武術をトレーニングに採用していることを明かした。
「武術の動きをベースに投球動作につなげるんだ。見せてあげたいけど、今日は新品のスーツでね、破れちゃうから。目標?チームのリーダー的存在になることだ」
「サイ・ヤング賞も取ったカージナルスのマイク・スタントンという投手がやっていたトレーニングで、スタントンの先生の教え子にオレは教わっている」
ただ…。メジャー球界の「マイク・スタントン」には70~80年代に主にマリナーズなどで活躍した現在64歳の元右腕と、主にヤンキースなどで活躍した現在49歳の元左腕の2投手がいる一方、いずれもカージナルスに在籍した経験はなくサイ・ヤング賞も獲得していない。詳細は謎?に包まれたままだ。(スポニチアネックス)
半袖、ビーチサンダルという季節外れの格好で姿を現した、34歳の最年長、コーク。
服装、コメント、
いいですね、この適当さ。
自由な雰囲気のオリックスに、フィットしそう。
MLB9年間で407試合登板、22勝27敗の実績は、新外国人のなかでもナンバーワン。
昨年もパイレーツ・ヤンキースで6試合登板。
近年は中継ぎが主ですが、
福良はローテ入りを期待している様子。
コークに先発5番手を任せられれば、投手陣はかなり厚くなります。
ウエスト
内野手で入団後、投手に転向したウエスト。
オリックスでいえば、萩原淳、今村文昭でしょうか。
MAX154キロと高い制球力が自慢の右腕。
中継ぎが主戦場で、
いまのところ、ディクソン・コークの故障時のカバーとなりそう。
ロメロ
野手陣は、二年目・モレルと育成のジョージと、このロメロ。
二年目・モレルに進歩がみられない場合、ロメロと心中ということになります(以前も書いたのですが、ここは早めに手を打つべし)。
昨年はマリナーズで9試合の出場。
WBC選出の青木ら(現:アストロズ)との競争に敗れ、3Aが主な舞台となり、
打率,304、21本塁打、85打点。
どうなんでしょう。
目標「打率3割、本塁打20本、80打点」。
いままでの外国人選手の失敗もあり、
現実的にこの数字を残してくれれば、万々歳ですが、
少し物足りない気もしています。
福良は四番を考えているようですが、
私的にはロメロが六番に入る打線が理想。
そうなればオリックス、きっと強くなります(最悪は昨年のように、福良が打てない外国人四番に固執してしまうこと)。
ジョージ
秋季キャンプのフリー打撃では、バックスクリーン直撃の150メートルという特大弾で周囲の度肝を抜いた。
「一度打てたのだからもう一度やれるんじゃないかな。大好きなラーメンとカツ丼を食べ続ければあのくらい大きなホームランも打てると思うよ」
昨年はBCリーグ・新潟に在籍。長岡で食べたカツ丼に「恋に落ちた。全部のカツ丼を置いている店が好き」という。
当面は支配下選手登録を目指すことになる。
「明日にでもいいよ。時期は気にしていない。野球に集中するだけ」
アピールポイントを問われると「眉毛。オオキイネ」とニヤリ。母譲りという極太眉毛にスマイルが特徴のオーストラリアンがジャパニーズドリームを目指す。(デイリースポーツ)
こちらも明るい選手。
陽気なドミニカンと思いきや、オーストラリア出身の23歳。
学年でいうと、大卒3年目の山崎福也、塚原と一緒になります。
独立リーグ(BC新潟)出身ゆえに、チームに総じて欠けているハングリーさがあり、
独立リーグ(BC新潟)出身ゆえに、他の外国人に比べ日本に慣れている利点もある。
今年中、それも近いうちに支配下登録されることでしょう。
本当に彼らが戦力になってもらわないと話にならない。
とくにロメロ。
早いうちにジャパニーズベースボールに順応してもらわないと。
シーズン半ばを過ぎて、「パ・リーグはとてもレベルが高い。攻略するのは難しい。まだ時間がかかると思う」とつぶやいた、モレル先輩のようにならないように。