~オリックス、ホークス戦中止 の巻~
グラウンド状態不良
オリックス・西、
ソフトバンク・東浜の先発が発表されていた今日の試合。
場所はヤフオクドームではなく、鹿児島県営球場。
夜半から降り続いた雨の影響が心配されていましたが、
年一回の鹿児島での開催なので、無理してでも行ってくれると思いきや、
11時半に中止の発表。
中止決定後、
球場に詰め掛けてくれたファンのために、サインをするソフトバンクの選手たち。
その写真におさまった人、だれ一人傘をもっていませんでした。
それもそのはず、
雨天中止ではなく、
グラウンド状態不良による中止。
う~ん。
リスク回避
ソフトバンク・工藤監督は、
「熱が乗っているうちにやりたかった」、「現場の人間としてはやりたかった」と残念がった(Full-Count)様子ですが、果たして本心でしょうか。
いったん試合が始まれば、試合中止の判断はグラウンドの全権を担う審判団の判断に委ねられますが、
試合開始前は、興行主である主催者チームにその判断は一任されます。
今日の試合の主催者はもちろんソフトバンク。
4連敗。
4カード連続の負け越し。
相手投手は、今季12球団一番乗りで完封勝利を果たした、ホークスキラー西。
興行と敗北のリスクを天秤にかけ、
リスクをとったと疑われてもおかしくないでしょう。
ただその判断は上述の通り、主催者チームの専権事項であるため、
オリックス側がどうこう言う権利はありません。
が、
現場レベル(加えてファンも)では、今日はやってほしかったはず。
中島・小谷野の働きで息を吹き返したいまのオリックスならば、
勝つチャンスが、
ソフトバンク、スイープの可能性が十二分にありました。
一気にオリックスアレルギーを植え付ける好機でもあったのですが、
うまく逃げられました印象です。
4試合
来週は、
火曜に静岡草薙球場での日本ハム戦、
一日おいて、
木曜に東京ドームでの日ハム戦。
一日おいて、
土曜日曜と千葉でのロッテ戦。
計4試合と、
櫛の歯が欠けたような日程ですが、
復調気味のいまのオリックスには、もったいないスケジュールです。
先発が4枚で済むことから、
ドラ1・山岡は一旦選手登録を抹消後、再来週の先発登板が予定されていましたが、
13日に抹消されたのが松葉であることから、
山岡はそのまま中6日の木曜、
もしくは今日流れた西がそこに入るならば、
日曜のロッテ戦での先発を任されそうです。
山岡への期待の高さが窺えます。
完成
宮崎・駿太の脇役陣が活躍し、
彼らの勢いが落ちてきたときに、小谷野・中島のベテラン陣が奮起する。
勢いの止まったロメロが心配ですが、
いまのところ、チームとしていい形ができています。
昨日の試合など、
昨年までのオリックスなら、中盤に粘り負けしていたような気がします。
昨日のヒーロー・小谷野は語っています。
「自分が決めるより、つなぐことを意識した。“つなぐ”がチームの合言葉になっているから」(スポニチアネックス)と。
チームバッティングができていなかったオリックスが、
勝利を積み重ねることで、やっと大人のチームに生まれ変わっています。
今週も、なんとか3勝2敗と勝ち越し。
福良が望んだチームが、ようやくできあがりつつあるようです。