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2017オリックス

~オリックス、2017年・戦力外通告③(川端、岩崎) の巻~




 一行

出会いがあれば別れがあり。

入れ替わりが常のプロ野球ゆえ仕方ないとはいえ、
悲しいニュースです。

オリックスは28日、佐野皓大投手、岩崎恭平内野手、川端崇義外野手に対し、来季の選手契約を更新しない旨を伝えた

佐野は野手転向に取り組んでおり、育成契約になる方向。

川端には来季からの育成コーチ就任を要請した。

岩崎は現役続行を希望している。(デイリースポーツ)

わずか一行で片づけられた、現役引退、オリックス退団のニュース。

彼らには、そこには収まらないたくさんの思い出があるので、
書いていきたいと思います。



岩崎恭平

2014年シーズン途中に、三ツ俣とのトレードで中日から移籍した岩崎
翌2015年、課題だった打撃面に大幅な改善がみられ。出場機会も増加。

しかし2016年、2017年と掴んだはずの打撃がスランプに陥り、
出場した試合での走塁ミスに、不運な怪我も重なり、徐々に出番が減少。
オリックスを去ることとなりました。

球団8000号目となる本塁打を放ったのも印象的でしたが、
私が最も心に残ったのは、今年のナゴヤドームでのオープン戦。
オープン戦終盤にようやく一軍帯同となった岩崎。
内野ゴロに全力で一塁へ向かい、迷いなくヘッドスライディング

記録にも残らず、金にもならないオープン戦、
しかも元地元のナゴヤドーム。
いらぬ感情も浮かびそうなところですが、そんなことはお構いなく全力プレーのヘッドスライディング。

プリンスの愛称に似合わぬ激烈なプレーに、思わず拍手を送りました。
オリックスに欠けているものはこれだ、と岩崎を高く評価したものの、
開幕一軍から外れ…。

まだ現役にこだわっていくとのこと。
その熱い気持ちがあれば、きっとどこかでやれるはず。

またグラウンドで会える日を、楽しみに待っています。



 川端崇義

安達、縞田、佐藤達、海田、小島、川端
2011年ドラフト組。

この6人のなかで、
川端が最も早くユニフォームを脱ぐとは、夢にも思いませんでした

プロ1年目の2012年。
彼ら六人衆のなか、唯一開幕一軍を勝ち取り、
終わってみれば125試合の出場で、114安打、打率,266
途中新人王も狙えるかと思うほどの活躍をみせ、期待打席にも到達した川端。

2011年ドラフト組のトップを、快走していました。

しかし、振り返ればこの年がピーク。
徐々に出場機会を減らし、今季は自己最小の17試合の出場に終わり自由契約となりました。



二つのデッドボール

6年で終止符を打った川端のプロ野球人生。

悔やまれてならないのは、プロ2年目、わずか10日の間に二度も受けた頭部へのデッドボールです。

デッドボール直後も気丈にふるまっていた川端でしたが、
それ以降成績は低下。
外角球を素直に流すのが川端の持ち味でしたが、デッドボールの影響でもう一歩踏み込むことができなくなってしまったのかなと思っています。

ただ、来季からの育成コーチ就任を依頼したとのこと。
川端へのコーチ依頼について、長村球団本部長は「熱心に野球に取り組んでいる。資質もあるし、適性だと思った」(スポーツ報知)とその理由を語っています。

なにも考えずにプレーしているようにみえる選手が多いオリックス野手陣のなかで、
小谷野と川端だけ、一つ一つのプレーにその意図がみてとれました

真摯に野球に取り組む態度はまさにコーチに適任でしょう。
今度は裏方として、オリックスを支えていってもらいたい。



慮って

佐野に関しては昨日の記事で書きましたが、予想通りかと。
逆に、育成というシステムがあるからこそ、じっくりと鍛え、育てることができます。

支配下では、
途中退団の奥浪含め、投手4人(佐野含む)、内野手2人、外野手1人が退団・育成契約となり、
投手3人、捕手1人、内野手3人、外野手1人が来季新しく加わります。

あとは、いまだ発表のないコーチ人事
発表が遅れている理由は、いま日本シリーズを戦っているチームからあるコーチを引き抜くため、当該チームに慮って発表することを遠慮しているのかと、希望を込めて深読みしています。

もちろんそれは…。




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