~オリックス、2017秋季キャンプメンバー発表 の巻~
榊原翼
11月2日から高知で行われる、オリックス秋季キャンプのメンバーが発表されました。
総勢22名。
既報通り、吉田正尚と山岡は入っていません。
まずは投手から。
投手12人:吉田一、青山、小林、山本、澤田、黒木、金田、赤間、山崎颯、鈴木優、大山、榊原
高卒育成の榊原翼が嬉しい選出。
ファームでも抑えを任される試合もあるなど、
高校出1年目のピッチャーとは、
しかも育成選手とは思えない、オリックス希望の星です。
ファームでの防御率は、12回1/3を投げて、1.46。
イニングとほぼ同数の三振を奪っていますが、イニングとほぼ同じだけの与四球。
課題は制球面ですが、
それを補って余りある力強いストレートが持ち味。
世代トップを走る山本とともに、切磋琢磨してほしい逸材です。
少数精鋭
続いて捕手。
捕手2人:若月、伏見
飯田も高知組かと思いましたが、
背水の伏見と、名誉挽回の若月の2人だけ。
この後ウインターリーグ参加予定の若月、走り続けます。
次に内野手。
内野手5人:西野、宗、大城、岡崎、坂本
春季キャンプでも一軍首脳陣の評価が高かった育成の坂本一将が晴れてメンバー入り。
期待の大城、宗、岡崎に加え、三塁コンバートの西野。
なんだかんだ言える立場ではなくなりました。
練習あるのみです。
最後に外野手。
外野手3人:駿太、杉本、張奕
根本や吉田雄人を抑え、全体的に粗削りも、身体能力に秀でた張奕が育成から選出。
鍛えがいのある選手です。
同じく高知でキャンプをはる阪神は30人超。
少数精鋭の印象です。
サウスポートリオ
高知メンバーから外れた選手を上げていきます。
まずはピッチャー。
投手:松葉、山岡、佐藤達、平野、山崎福、岸田、金子、近藤、西、東明、塚原、比嘉、海田、斉藤、山田、根本、吉田凌、佐藤世那、戸田、神戸
故障の山岡、東明、塚原、海田、
ベテランの金子、岸田や、今季遮二無二投げた近藤らが漏れるのはいいとしても、
気になったのは、松葉、山崎福、山田のサウスポートリオ。
ライバル田嶋が加入。
いい加減、自分で自分の尻に火をつけてほしい3人です。
吉田凌、佐藤世那が外れたのはなぜでしょう。
アジアウインターリーグ参加予定といえど、同じく参加予定の鈴木や若月は選出されており…。
園部、鈴木、小田
続いて野手。
捕手:伊藤、山崎、飯田
内野手:中島、安達、小谷野、縞田、小島、鈴木、園部
外野手:宮崎、吉田正尚、小田、T、吉田雄人、武田
縞田、武田、吉田正尚は故障。
昨年は若いメンバーを引っ張ってくれたTは今年は向かわず。
問題は園部聡。
ぶくぶく太り、それで結果が出ればいいもののファームでも成績を落とし、一軍にも呼ばれずに秋季キャンプも残留組。
膨れ上がった期待が萎んでいきます。
そして、鈴木昂平と小田裕也。
守備固めが基本の二人。
彼らの打力がアップすれば、チームにとってかなりの戦力アップになるのですが、
チームは彼らにそんなことを望んでいないようで…。
そしてそれは本人たちも。
彼らから焦燥感を感じることがありません。
守備が安定している選手が打てるようになれば、源田のようになれるものの…。
未来は自らの心に
少数精鋭のメンバーで、濃密な時間を過ごすつもりでしょうが、
一軍半レベルの選手を、大人扱いすることなく、もっと連れて行って鍛えてほしいというのが本音。
伊藤なんて(一軍半ではありませんが)まだ若く、まだまだまだまだ伸びる選手。
加えて、昨年のTのような役割をできれば果たしてほしい。
主力勢を除く残留組は、それがいまの首脳陣の評価。
そこでなにを感じるか。
それで自分の未来が決まります。