~オリックス、ゴールデングラブ賞に誰も選ばれず の巻~
ゴールデングラブ賞も
守備の名手を決める、三井ゴールデングラブ賞の受賞者が本日発表されました。
オリックス勢からは…、
案の定、だれ一人選ばれませんでした。
ショートは安達だろうと突っ込みを入れるのが毎年の恒例行事も、
安達の体調が万全でなかった今年は、そう抗弁することもできず(それでも出場した試合では堅実なプレーでファンを魅了してくれました)。
であれば、他に思いつく選手もおらず。
まあ、想定通りです。
打撃部門でのタイトルホルダーも皆無。
投手部門も同様。
福良の采配を批判することも多いですが、
実は選手個々の能力も、他球団に比べてかなり劣っているのでは…とひそかに思っています。
自家撞着
昨年は、オリックス最終年の糸井が受賞したこの賞。
福良も即座に「今年の糸井はあり得ない」と呆れるほどでしたが、
投票者に普段パリーグの試合を観ていない記者も含まれる以上、
選出において、過去の印象度や、チームの成績が投票を左右する面は否定できません。
ゆえに、守備の実力がそのまま表れているものではないとはいえ、
それでもだれ一人選ばれていないのは寂しく、また、それだけの薄い印象しか与えていないということ。
そして実際、能力的にも受賞に値する選手もいない。
守り勝つ野球を目指す福良にとって、
常にその自家撞着と戦っていかなくてはなりません。
若月…
今年のパ・リーグ受賞者。
▽投手 菊池(西武)〈1〉▽捕手 甲斐(ソフトバンク)〈1〉
育成出身の甲斐がその強肩にものをいわせて初受賞。
有効投票数249票のうち、
金子が7票、伊藤に1票入っています。
オリックスで最もマスクをかぶった若月は、なんと0票。
記者はよく観ていないと批判したばかりですが、実はよく観ているのかもしれません…。
▽一塁手 銀次(楽天)〈1〉▽二塁手 鈴木(ロッテ)〈1〉▽三塁手 松田(ソフトバンク)〈6〉▽遊撃手 今宮(同)〈5〉
二塁になぜか西野が3票。サードの小谷野が12票。ショートの安達が3票。
一塁の中島、T、マレーロ…、1票も入るわけがなく。
▽外野手 秋山(西武)〈4〉、柳田(ソフトバンク)〈3〉、西川(日本ハム)〈1〉
守備は一級品の駿太が13票で7位。Tに4票。
後半ほぼ守備固めでこの票を集めた駿太は立派ながら、このままだとここが精いっぱい。
Tの4票。
ときたま、大きな体を揺らせて好守をみせることがあるT。
Tのダイビングキャッチ、実は私も結構好きです(さすがに票は入れませんが)。
件の
現状のスタメンだと、
一三塁が、中島・小谷野の両ベテラン。
外野はTと吉田正尚とロメロが有力。
このメンバーがゴールデングラブ賞を受賞できるとは思えず、
となると空白の二遊間、特に二塁が狙いどころ。
来季のスタメン最有力候補は大城。
今年受賞の鈴木はサード転向。
チャンスではありますが、受賞となるとまだまだ課題は多く。
阪神から件のあの選手が移籍しスタメンを勝ち取れば、いきなりの受賞も。
福良も長村も高評価しています。
さて、
どうなるでしょうか…。