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2017オリックス

~オリックス、京セラドーム・人工芝全面張り替え の巻~




 解決

グッドニュースです。

 オリックスの本拠地である京セラDが、来年3月に芝の全面張り替えを行い跳ねにくく生まれ変わることが24日、分かった。2011年の改修以来となり、工事は3月上旬から12日間の予定。その間チームはほっと神戸を仮の本拠地として、オープン戦を戦う。芝は西武のメットライフDや、ソフトバンクのタマ筑後などと同じミズノ社の「野球専用人工芝」が使用される。

現在京セラDで使われている芝は、年間何十回も行われるコンサートの影響もあり劣化が激しく、打球がよく跳ねることでも有名だ。中でも15年5月31日の広島戦では、中前への当たりが守備に定評のある中堅・駿太の前で大きくバウンド。頭を越えてフェンスまで転がり、逆転負けで自力優勝が消滅した悲劇もあった。それ以来選手側からも、幾度となく要望が出ていた。

新しい芝は、今年3月から球団施設を移転した舞洲の室内練習場では既に導入されており、球団関係者も「今回のものは跳ねません」と自信を持っている。工事期間の間に跳ね具合や、芝にまかれるチップの量も入念にチェックする予定だ。今季4位からの逆襲へ、まずは環境から味方につける。(スポーツ報知)

伊藤が選手会長時代から、
いやもっと前から、
選手・ファンともに訴え続けてきた人工芝問題が、ようやく解決しそうです。

あの硬いボールがまるで軟球のように跳ね上がる外野の芝。
伊藤曰く、「あれだけ跳ねると硬式野球ではない」。

砂を撒き、一時期の最悪の状態は脱したものの、
それでも新外国人は毎年のように戸惑い、
しかもそれが決して自チームの利になっていない

大きな跳ねを警戒して、外野手は前にチャージすることがなく、試合の緊迫感は減少
しかもあの、大きくバウンドしたボールが落ちてくるまでの間の抜けた時間といったら…。

まさに、
百害あって一利なしとはこのことでした。



 森脇の首が飛んだ試合

上述の記事でも2015年の交流戦・対広島の話題が出ていますが、
この日の試合、
オリックスファンからすると、
自力優勝消滅というよりも、当時監督の森脇の首が飛んだ試合といったほうがふさわしいかも。

センターフェンスにまで転がったボールを追う駿太の後ろ姿をみて、
2015年、いよいよこのチームの運は尽きたと思ったものでした。

その後の森脇休養、そして福良の監督代行襲名。

ということは、
監督・福良淳一を生んだのは、この人工芝ということになります。



 改善

2016年シーズンから、今回オリックスが導入するのと同じMIZUNO製の人工芝を採用している西武。

走りやすい」と評判で、
チームの盗塁数も、導入前、2105年の66盗塁から、97→122と右肩上がり

また、より天然芝に近くなったことで、
選手の疲労、故障の軽減に結びついているとのこと。

そして大事な改善ポイントとなる、ボールの跳ねに関しても選手から特に文句は出ていない模様。
実際、西武ドームでの試合を観ていてそこが気になったことはほとんどありません。

いまの芝より悪くなるということは常識的に考えづらく
バウンドを恐れることなく、外野手がどんどん前にチャージしてくる場面も増えそう。

ただ、
盗塁できるほどに走れる選手はおらず、
チャージするほど守備に積極的な選手も、駿太・武田を除くといない現実があるのですが…。



 新人工芝に適した野球

と、悲観的(現実的?)なことを書きましたが、
この張り替え、
選手、ファンともに大歓迎

野球が変わる可能性すら秘めています。

今季の京セラでの成績は、29勝28敗。
2016年シーズンは、23勝32敗。
2015年シーズンは、29勝29敗。

ホームの利を全く感じられないこの惨憺たる成績の主因が芝問題だとは思いませんが、
一因にはなっているのかもしれません。

ソフトバンク・松田は、「35本打てますか」とのファンからの声にこう答えています。
「(来年はホームラン)テラスができて4年目。テラスに飛ばすコツが分かってきた。テラスがないと無理だけど、35本打てます」
あるものを利用するというか、地の利を生かさないと。ここ3年間は(シーズン本塁打の数が)減ってきている。フェンス直撃や打ち損じも多いので、しっかり打てれば35本はいける」

堂々とホームランテラスを利用することを宣言する松田。

地の利を生かす野球、プレーをすることは何ら恥ずかしいことでもなく、それがホームであれば当然のこと。

新しい人工芝に適した野球をオリックスも行っていかなくてはなりません。



 有益

野球用天然芝の新規導入に伴い、
跳ねの軽減のみならず、打球の勢いも軽減されることで、
強肩の駿太・武田の出番は増えそうですし、
走りやすくなることで、
俊足の西野、小島、駿太、大城の出番も増えそう。

と書いてきたところで、
また一つ不安が…。
福良の悪癖である、早めの守備固め、無意味な代走が増えることにも…。

まあここにはとりあえず目を伏せるとして、
とにかく、
この人工芝の全面張り替えは、
チーム・選手にとって有益なニュースであることは間違いありません。





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