祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

安達了一

~オリックス、奇跡の大逆転勝利!の巻~




 集大成

九回表
1-4
ピッチャー・マシソン。
ツーアウトランナーなし

ここから追いつき、
そして勝利することをいったい誰が想像できますか?

野球の神様すらも眠りについていたであろうこの状況で、
その目を覚まさせたのは、
オリックスの勇者たちの「つなぐ」意識でした。

代打・ロメロの特大の本塁打
しかし、それでも2点差。
正直、明日につながる一発程度の認識でした。

つづいて、
復調傾向の西野がセンター前
この打席まで二本のツーベースを放っていた安達の打球がセンターのグラブをすり抜け、ついに1点差
そして、
こういうときに最も頼りになる小谷野が、奇跡のツーベース

一気呵成の4連打で、まさかまさかの同点

震えました。

オリックスの「つなぐ」野球の集大成といっても過言ではないでしょう。



 二死から3連打

その裏、平野が珍しくあっさり二死を奪うも、
そこから3連打を浴びて、満塁の大ピンチ。

迎えるは代打・亀井。
東京ドームでは平野自身がサヨナラ打を浴び、
京セラでは金子のノーヒット未遂事件の日、馬原が12回二死から決勝本塁打を浴びた因縁の相手。

盛り上がった後の大サヨナラ負けだけは絶対に避けたいところでしたが、
亀井が1-1からの低めのボール球に手を出してくれて最後は三振。

ほぼ毎回ピンチをつくる平野
結果抑えたからいいものの、もう怖い。

ここから第2ラウンドに突入です。



 救世主

延長10回、
ワンアウトから武田がヒットで出塁。
大城送って伊藤で勝負の算段も、大城送れずツーアウト一塁。
そういう時にヒットが生まれるのが野球で、
案の定、伊藤がライト前に運び二死一三塁。
一番ピッチャー平野のところで代打・鈴木。
なぜここで左得意の川端じゃないのか考えていた間に鈴木は凡退でチェンジ。

明らかに流れを失い、
10回裏の巨人はクリーンアップからの好打順。
この大ピンチに現れたのは、救世主・黒木優太

巨人の強力クリーンアップを三者凡退に抑える好リリーフ。
西から逆転本塁打を放った四番・村田との対決では、
6球すべてストレートで空振り三振
村田の驚いた表情が印象的でした。



 安達了一

黒木が呼び戻した流れにきっちりと乗ってくれたのが、三番・安達
ライトへの本塁打でついに勝ち越し。

東京ドームゆえとはいえ、フェンスを越えればホームランですし、
そこまで飛ばせたのは安達の技術の賜物。
安達の今季第一号が最高の場面で出ました

これで勢いに乗った打線が巨人投手陣に襲い掛かり、
武田のタイムリーでもう1点追加。
なお一死満塁のチャンスでしたが、ここでも大城打てず。
もう1点追加できなかったことが響かなければよいがと、不安が胸腔を支配しました。



 奇跡

いつも通り、黒木に回跨ぎはさせず、
昨日に続いて近藤大亮が登場。

長野の一発はいいものの、
次打者へのフォアボールは余計で、
二死一塁から、迎えるは巨人で最も怖い坂本。
やはり打たれ二死二三塁(サヨナラアーチを浴びなかっただけ助かったというのが正直な感想です)。

一打同点どころか、
一打サヨナラの大ピンチ
バッターは上述の不吉な思い出しかない亀井。
近藤のストレートを捉えた当たりがライトへ飛ぶも、武田のグラブにおさまりゲームセット。

奇跡のような試合を、
奇跡の勝利で終えることができました。



 一生忘れることのない試合

一軍再昇格の先発・西は、7回先頭打者への四球こそ余計でしたが、
それまではコーナーにキレのあるストレートを投げ分け、復調をアピール。
ファームでの時間を有意義に使ってくれたようです。
次回登板が楽しみです。

しかし、
ロメロがでてきてそこから怒涛の4連打。
ロメロの神通力を信じずにはいられません。

ロメロがベンチスタートで主軸が欠けたなか、
三番に安達を配したベンチの妙、福良の決断
その選択には、拍手しかありません。

オリックスファンとして、
たぶん一生忘れることのない今夜の試合

すばらしい試合でした。
本当にすばらしい試合でした。

これで5連勝。

猛牛特急、再加速です。




-安達了一
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