~オリックス、因縁のカラシティー の巻~
お家芸
接戦をものにしてカード初戦を取ったオリックス。
二戦目の注目点は、この貧弱な打線がヤクルト先発・原樹理から何点取れるか。
一番・小田が四球で出て即盗塁。
二番・福田が送って、
三番・吉田正尚が犠牲フライではなく、ライト前ヒットで先制。
往年の阪急ブレーブスのお家芸を思い出させる、効率的な攻撃。
さあここから何点…とワクワクしたところ、四番・マレーロ、五番・Tが中身のない凡退でチェンジ。
結局は一点どまりで、
結局は、吉田正尚頼み。
オリックスの新クローザー候補・カラシティー
二回も珍しく打線が繋がり、
安達の適時打と小田の犠飛で2点を奪って反撃の狼煙を上げたところ、
あっさりと原を諦めたヤクルト。
マウンドに上がったのは、カラシティー。
オリックスにとっては因縁の相手。
平野のアメリカ流出が確実となった際に、
オリックスの新クローザー候補として名が挙がったのが、当時カブス3Aのカラシティー。
オリックスはその後、増井獲得に目星がついたためか、
助っ人補強を救援投手から先発候補に方向転換し、その結果獲得したのがアルバース。
その後、カラシティーはヤクルト入り。
完敗
昨季メジャー5勝のアルバースを獲得できたことには満足しました。
ただ、
昨年11月の記事(~オリックス・新外国人候補、カラシティ の巻~)にて、カラシティーを高く評価していたゆえ、ヤクルトに移ったカラシティーは気になる選手でした。
私としては、第5の助っ人としては年俸は安くはないものの、
チーム編成上の必要性を鑑みても、ぜひ欲しかった投手。
そのカラシティーとの対決。
結論から言えば、完敗でした。
カラシティー登板で、反撃の流れは見事に断たれ。
忸怩
一度ファームにも落ちたカラシティー。
再昇格後は安定したピッチングを披露し、
今日は、まるでオリックスとの契約が流れた恨み(実際のところは分かりませんが)を晴らすかのような快投。
わずか3試合の交流戦で、因縁の相手と対峙し、
そこでこんなピッチングをされれば、
それがたとえ偶々だったとしても、もう仕方なく。
アルバースを選んだオリックスフロントの判断は決して間違いではありませんが、
忸怩たる思いは拭えず。
その要因の一つは、
ディクソンとマレーロの不甲斐なさにあり。
ディクソン
先発のディクソン。
前回の巨人戦をみて復調気配と踏んでいたものの、
蓋を開ければ、初回6失点…。
出鼻を挫く初回の大量失点は、西武戦に続いて二度目。
中7日もらってこれでは、毎日一球に命を賭け、腕を振り続けるリリーフ陣に申し訳なく。
無死満塁のゲッツーから5点を献上したわけですから、もう論外。
次回のチャンスは果たしてあるのか。
マレーロ
そしてマレーロ。
これで12打席連続無安打。
もともとこういう選手なので仕方ない一面もあるとはいえ、
いまのマレーロ、バットに当たる気配すらなく。
ランナーを還し、
自ら塁に出る。
クラッチヒッター兼チャンスメイカーの吉田正尚がすべてのいまのオリックス打線。
それゆえ、吉田の後の打者が大事になるのですが、
振り返ってもだれもおらず…。
働いているのはただ一人
なぜか外国人4人体制のオリックス。
異国のレジェンドOBを迎えるための措置であったのかもしれませんが、彼の帰還がなくなったいま、果たして補強に動いているのか。
開幕前、外国人調査の報道はあったものの、その井戸端会議レベルの報を信じている人は皆無。
打率2割前後の二門の大砲。
人間性は抜群も、いまだ未勝利のベテラン右腕。
助っ人4人のうち、働いているのはただ一人。
実質助っ人一人状態で、このまま戦っていくつもりなのか…。
嬉しいことに、
今年はいままでと違って、シーズンが長くなるであろうと予想しているだけに…。
4点ビハインドで犠打
4点ビハインドで犠打を選択した福良。
二回とはいえ、貴重なワンアウトを献上する作戦には首肯できず。
この回の三点目はこの犠打のおかげかもしれません。
このまま不安定な原が続投するのであればその策も大いにありだったでしょう。
ただ、こんな野球をしているようでは大量点は難しく。
まあ、
いまの状態であれば、
普通に打たせても難しいのかもしれませんが…。
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