~オリックス、藤井康雄を招聘へ の巻~
招聘
最低の本拠地最終戦から一夜明けて飛び込んできた、このニュース。
確定ではないとはいえ、
涙が出るくらいうれしい。
オリックスが、今季限りでソフトバンク2軍打撃コーチを退任する藤井康雄氏(55)を招聘(しょうへい)することが7日、分かった。
ポストは1軍打撃コーチの見通し。受諾にも支障がないとみられ、8年ぶりの古巣復帰が確実となった。(日刊スポーツ)
一日千秋の思いで待ち続けた阪急戦士の帰還が、
ようやく叶いそうです。
藤井康雄。
ミスターブルーウェーブであり、
球界屈指の名打撃コーチです。
藤井康雄
阪急・オリックス一筋であった藤井康雄がオリックスを出ていき、もう7年になります。
藤井康雄。
つまらないフロント陣が、阪急・オリックスOBの排除に躍起になっていた暗黒の時代、
二軍打撃コーチ→スカウトをへて2度目の二軍打撃コーチ就任後、
伸び悩む岡田貴弘に、独学で学んだフォースタンス理論を伝授し、その比類なき才を花開かせた男。
藤井康雄。
にもかかわらず、つまらないフロント陣に再びスカウトに転身させられた後、
ソフトバンク監督・秋山幸二に、指導者としての才を認められソフトバンクに移籍。
猛威を振るうソフトバンク強力打線の礎を築いた男。
ようやく、藤井が還ってくる。
戻るべきところに戻ってくる。
涙が出るくらいうれしい。
名打撃コーチの加入
ただ不安も…。
昨年10月にこのようなニュースがありました。
オリックスでは打撃低迷の責任をとる形で高橋、北川両コーチが退団し、その後任候補としてソフトバンクの強力打線を作り上げたOBの藤井コーチに着目。
球団関係者は「藤井コーチなら、ソフトバンクでいろんな強打者を見てきているし、ウチの選手にいい指導をしてくれると思う。家族も神戸にいるし、本人もそろそろ、と思ってくれているはず」と話した。(東スポWeb)
という記事に喜び、
その後の高橋・下山の就任で大きく落胆したことを思い出しました。
しかし、昨年と違うのは、
すでにソフトバンクを藤井が退団していること。
それと発信源が、東スポではなく日刊スポーツであること。
たぶん…、大丈夫でしょう。
藤井の現役時代を知る者ながら、
オリックスの顔であった選手の復帰という一面よりも、
球界屈指の名打撃コーチがオリックスにやってくるという面の喜びの方を強く感じます。
それだけの実績、そして理論を、
藤井は積み上げてきました。
藤井の復帰。
とにかく、
涙が出るくらいうれしい。
あとは…
最低の本拠地最終戦の情けなさ、ふがいなさ、
そして、早々と心に沸いていた来年への絶望を一気に払拭する、このニュース。
オリックスから正式発表されるまでまだ安心はできませんが、
とにかく、
涙が出るくらいうれしい。
阪急・オリックスOBであり、球界屈指の打撃コーチは戻ってきてくれそう。
あとは、
阪急・オリックスOBであり、球界屈指の投手コーチが戻ってきさえすれば…。
反撃体制は、整います。