~オリックス・福良、1位だけを目指して の巻~
阪急・オリックスOB会
オリックス・福良淳一監督(57)が2日、大阪市内のホテルで開かれた「阪急・オリックスOB会」に出席。日本ハムから国内フリーエージェント(FA)権を行使した増井浩俊投手(33)の獲得決定後、“第一声”をあげた。
「本当によかった。抑えは若手だと経験がないだけにかわいそうというのはあったから」
フロント同様、指揮官も入団交渉に同席するなど尽力。クローザーの平野が海外FA宣言し、移籍は濃厚な状況で大きな補強となった。もちろん、平野が残留した場合は「ダブルストッパーでいきます」と構想を披露。多くの激励の言葉をもらったOB会のトークショーでは、壇上で力を込めた。
「増井がやってくれるでしょう。1位(優勝)だけを目指してやっていきます」
4位からの浮上へ、気力十分。日本ハムのコーチ時代の“教え子”が、その原動力になる。 (サンスポ)
8年間の監督生活で優勝4回、すべてAクラスの名将・落合博満曰く、
今季の阪神・金本監督の采配は、シーズン2位にも関わらず「0点」。
その理由は明確で、
監督たるもの「優勝以外すべて0点」。
目指すべきところは一つ、優勝。
それが現実的か否かなど関係なく、戦い事は勝つのみです。
間の抜けた球団社長が目標をCS出場と公言しようが、
目指すべきところは一つ、優勝。
福良淳一、
その心意気やよし。
21勝
戦力面に目を向けると、
来季に向けてのマイナスポイントは、いまのところ平野(とヘルメン)のみ。
ひとまずその穴は増井獲得で埋まりました。
12勝の金子、8勝のディクソンに大きな期待するのはちょっと酷でしょう。
しかし、
今季5勝の西にプラス5勝、
開幕投手も噂される8勝の山岡にプラス2勝は十分手の届く数字。
新人王最有力の田嶋に控えめに5勝、
2勝の吉田一将、1勝の山本2人でプラス7勝。
3勝の松葉がもう2勝してくれるとして、
合計21勝の上積みがあってもおかしくありません。
ただそれでも84勝で、
今季94勝のソフトバンクに及ばず。
倒すべき相手の強大さに驚くばかり。
しかし、それだけでかい方が倒し甲斐もあるということ。
やってやろうじゃありませんか。
勇者たちへ
40回目のOB会は110名が出席し、盛大に開かれた。山田久志OB会長は「過去最高の参加者が集まりました。来年はオリックスがもっと(報道などで)扱ってもらえるようになってほしい」と声を大にした。西名球団社長も「ドラフトも順調でFA補強もできた。来季は今年より、戦力アップしている」と力強かった。
チームの阪急回帰に伴い、
阪急・オリックスOB会も少しづつ活気を取り戻してきたようです。
前球団本部長の瀬戸山が書いていたのですが、
このようなOB会が毎年施行されているのはかなり珍しいとのこと。
がらがらの西宮球場で共に戦ってきたからか、
それとも積み重ねた多くの白星が紐帯となったのか、
阪急・オリックスのOBの方々はじつに仲が良い。
グラウンド上で厳しく言い合っても、勝利という結果が出ることで、つながりがより深くなるのでしょう。
この歴戦の勇者たちに吉報を届ける日はいつになるのか?
来年であることを、信じています。