~オリックス・平野あっぱれ、日本あっぱれ の巻~
WBC
雨中の決戦となった、WBC準決勝、日本vsアメリカ。
大事な九回のマウンドに上がったのは、オリックス・平野佳寿でした。
緑輝く外野の芝を駆け、
野茂、石井、黒田が舞ったドジャースタジアムのマウンドへ。
カクテル光線きらめくなか、ホームに背を向け、ルーティンの股割りを行う平野。
昨年のナ・リーグ二冠王、米国の四番、ノーラン・アレナド相手に真っ向勝負を挑む平野。
そして、
うなりを上げるストレートで、アレナドから空振り三振を奪った平野。
夢のような時間でした。
増井、則本、松井らが控えるなか、
マウンドに上がった平野。
28番目、最後の一人として選ばれ、
WBC球への対応も遅れていながら、
自らの右腕で信頼を勝ち取り、いざ、ドジャースタジアムのマウンドへ。
すばらしいピッチングでした。
平野佳寿、
オリックスファンの誇りです。
あっぱれです。
あっぱれ
試合は、1-2で惜しくも敗戦。
二大会ぶり三度目の優勝とはなりませんでしたが、
全7試合、
すばらしい戦いをみせてくれました。
慣れぬ天然芝、
しかも雨。
失点に結びついた2つのエラーはともに内野手が犯したもの。
しかし、
その当事者を責めることは無意味でしょう。
松田しかり菊池しかり、
すばらしいプレーで、何度もチームを助けてくれました。
胸を張って帰ってきてほしい。
侍ジャパン、
こちらもあっぱれでした。
しかし、
八回の筒香の当たり、
いったかと思いましたが…。
2位
オリックスは今日から京セラで5連戦。
初戦の広島戦、
最後は悪夢再来かというところをなんとか凌ぎ、5-4で勝利。
前回乱調のディクソンが、初回から4者連続三振を奪う快投で5回2/3を2失点にまとめ、
打率1割台まで落ち込んだ中島に待望の一発。
対左で起用された一番・宮崎も追加点でほしい場面できっちりと仕事をこなす。
試合運びとしては、十分満足のいくものでした。
今日の勝利で、オープン戦2位に浮上。
順位は関係ないとはいえ、
勝利を積み重ねているからこの位置にいます。
黒木優太
今日の試合で最も印象深かったのは、
7回に登板した、ドラ2の黒木。
ゆっくりとしたフォームから繰り出される、ストレートはキレ、スピードともに文句なし。
エルドレッド、石原から2者連続三振を奪いました。
ドラ1山岡の好投もあり、オリックス先発枠は飽和状態。
黒木はセットアッパーとして大事な場面で起用されそうです。
今日から復帰と報道されていた安達、不振の吉田の欠場、
西野の頭部死球と、心配事もありますが、
開幕前の大事な京セラ5連戦、
苦手の広島相手にまず1勝。
いいゲームができています。