～オリックス、2つのコリジョン！の巻～
糸井嘉男
昨年同様の本拠地開幕戦3連敗の大ピンチを、
絶好調の糸井が救いました。
プロ初出場初安打の大城を山崎が送れず、イヤな流れとなったなか、
三塁線を抜けるツーベースヒットで勝ち越し。
この3連戦、同点打、同点打、勝ち越し打と大活躍の糸井。
オープン戦の不振は、糸井クラスになると関係なし。
ファーム調整もありでは…などと書いた自らの不明を恥じるばかり。
試合後は珍しくお立ち台へ。
「本拠地開幕で3連敗だけは絶対にしたくなかった」と、ファンの思いを代弁してくれました。
ディクソン
打のヒーローが糸井なら、
投のヒーローはもちろんディクソン。
中継ぎ・抑えに不安を抱えるオリックス。
七回裏に勝ち越すも、ディクソンが八回続投、九回続投で、結局完投勝利。
お見事でした。
ナックルカーブが低めに決まり、苦手のロッテ戦に勝利。
ディクソンに関してもファームスタートでいいのでは…と書いていましたが、こちらも不明を恥じるばかり。
2つのコリジョン①
1点をめぐる2つの際どいプレーが、この試合の勝敗を分けました。
同点に追いつかれた五回表。
吉田～大城～山崎の中継プレーで逆転を阻止。
このプレー、
大城からの返球が三塁ライン側にそれ、山崎が結果的にブロックした形となりました。
ブロックはコリジョンの対象。
しかし、山崎は限界まで走路をあける意思があり、ボールが逸れたことによる不可抗力との審判の結論。
ビデオ判定に移るも、アウトの判定は覆りませんでした。
2つのコリジョン②
もう一つは、オリックスが逆転した七回裏。
五回表と同じく、
レフトからの中継が三塁ライン側にそれ、
走路をあけるため手だけで捕りにいったロッテ捕手・田村が捕球できず、追加点を許す結果となりました。
どちらも、昨年までならブロックされてアウトだったはず。
コリジョン導入により、
野球が変わってきています。