~オリックス、収穫なしの福岡遠征 の巻~
現実的に
Tとマレーロの本塁打で逆転するも、
二死満塁のチャンスを潰した後に3点取られて逆転。
その後、決定的な追加点も与えてゲームオーバー。
なんの収穫もないまま福岡遠征を終えました。
金子・西のダブルエースを要してのこの2連戦。
正直、いまのソフトバンクとは力の差を感じましたし、
そしてこの両輪に、あの頃のような信頼を置けないのも明らかとなりました。
今後首位を奪うであろうソフトバンクに、まったく歯が立たない現実。
1パーセントの奇跡を願うよりも、
これからは、しっかりと現実に向き合い、なんとかAクラスを狙う。
これがいまからのオリックスの目標でしょう。
20数年ぶりの宿願はまた来年に持ち越されました。
悲しいことですが。
工夫なし、気迫なし
1点リードの五回二死満塁。
Tを迎えたところで、アップアップの武田を諦め、左サイドの嘉弥真にスイッチ。
徹底した外のスライダー攻めに対応できず、予想通り三振を喫したT。
思いっきり踏み込むなどの工夫もなく、
絶対に打つという気迫も感じられず。
できれば打席から逃げ出したいようにみえた弱気の表情は、オリックスのチームリーダーとしてあまりにも寂しい。
あいかわらずチャンスに弱く、得点圏打率は,226と数字にも表れています。
力あるだけに残念。その一言です。
ロメロの打球が今宮のグラブをすり抜けていればと思いながらTの打席を観ていましたが、
その心残りを一掃するような一打がTから欲しかった。
144→83
エースの金子。
調子が悪いなりのピッチングでしたが、
簡単に先制点を許した初回、
先頭の八番打者に四球を与えた五回と、
エースの称号に似合わぬピッチング。
いつものように大事な試合で勝てない金子。
…、厳しいですね。
中6日もらって5回83球で交代していては、先発の役割すらも果たしていない。
昨日は西に懲罰込みで144球を放らせ、
今日の金子は83球での交代。
試合展開の違いはあるにせよ、福良の起用に一貫性を感じることができません。
「先発で調整してきたわけだから、責任を持って投げてもらわないと」と昨日の試合後、西について語った福良。
主語を西から金子に代えても文意は通るはずですが、福良は金子にはそうは言わないようで。
人をみて発言や対応を変えていては信頼は置けません。
伝わってくるもの
で、問題の金田。
前回西武戦に引き続き、先頭打者に四球を与え、
ピッチャーゴロに打ち取った当たりを一塁に大暴投で、ダメ押しの追加点を与える。
中島の本塁打で1点差に迫った直後のこのエラーは、
チーム全体(そしてファンも)が戦意を喪失するのに十分でした。
力はありながらも、昨年阪神で出番がほとんどなかったのは、
金本が好む闘志あふれるタイプの選手でなかったのが原因といわれています。
その傾向はオリックスでも変わらず、
四球を与えても悔しがる素振りもなく、
逆に、制球が定まらないことに不貞腐れた態度をみせる。
もちろん内面は分かりませんが、外見で判断されてしまうのも世の常。
いまの金田の表情・態度に、少なくとも伝わってくるものはなにもありません。