~オリックス・金子の独白 の巻~
金子の独占手記
100勝達成を記念して、
金子の独占手記がスポーツ報知に掲載されました。
いや~、いい記事(手記)でした。
自らのことをあまり語らない金子のいままでの感情が、如実に述べられていました。
イチローとの出会いや、
野茂からの助言。
故障に泣いたプロ入り一年目の監督・仰木彬への想いや、
コリンズ・岡田・森脇監督への謝罪。
金子の人となりが表れた、じつにすばらしい記事です。
自由枠
故障でほとんど投げれなかったトヨタ時代。
にもかかわらず、
オリックスは敢然と、自由枠で金子を指名しました。
十何年前のこと、
オリックスの1位(自由枠)がトヨタの金子と聞いて、
私はその名も実力も知らず、
また、ダルや涌井がいたことから、
2位以下でいいじゃない?と訝しんでいたことを思い出しました。
しかし、
そんな故障だらけの投手を、敢然と1位しかも自由枠でとってくれたことが、
金子自身の心に常に感謝とともに残っていたようで、
金子はこう語っています。
「自由枠で獲ってくれた球団への恩は忘れない」と。
その想いが、
14年のFA時にオリックスを選んでくれた大きな一因となったのでしょう。
あきらめる理由がない
オリックスファンをやきもきさせたFA宣言。
金子はこう振り返ります。
{びっくりするような評価をしてくださるチームもあったけど、オリックスで優勝したい気持ちが上回った。
他球団のユニフォームを着てオリックスと対戦するイメージは沸かなかった。
応援してくれるたくさんのファンがいる。結果で期待に応えなきゃいけない。
何よりもその気持ちが勝った」と。
すいません、泣いていいですか?
お金じゃ動かない男だとはわかっていましたが、
こんなにオリックスのことを、
ファンのことを思ってくれているなんて。
私、涙が止まりません。
そして、金子はこう続けます。
「まだ5月。とにかく優勝したい。
あきらめることはしないし、あきらめる理由がないから」
すいません、
私、
30%、いや50%、いや70%、
優勝諦めてました。
応援することしかできないファンが、こんなんじゃダメですね。
金子のおかげで、ようやく目が覚めました。
よし、やってやろうじゃない。
都合よく、明日から首位のホークス戦。
ここ叩かないと優勝できないんだから。
優勝目指して、オリックス頑張ろう。
金子が言う通り、
あきらめる理由はないんだから。