~オリックス、追い風が吹く の巻~
岸離脱
7年ぶりの本拠地開幕まであと4日。
あの2014年は開幕ダッシュに成功し、その勢いのまま栄光まであと僅かのところまでいきました。
その後の直近2年はものの見事に失敗し、
その出遅れを取り戻そうとする力も意欲もなく、4月下旬にあっさりと白旗をあげました。
すべては開幕ダッシュにかかっています。
そのことは、Tも西も金子も、ほとんどの選手が自覚しているようで、各々口にしています。
その開幕戦の相手は楽天。
開幕投手は西武から移籍の岸とのことでしたが、
その岸がインフルエンザに罹患した、とのニュースが飛び込んできました。
各チーム、開幕に向けて調整してきているわけで、
ここにきての開幕投手の離脱がチームに悪影響を与えないわけがなく、
オリックスに追い風が吹いています。
対則本
楽天の開幕投手、
岸の代わりに、WBC帰りの則本の名が挙がっています。
感覚的には、岸も則本もそこまで苦手としているイメージはありません。
ただそれを裏付ける数字が欲しかったので、
昨年の両投手の対オリックスの成績を調べてみました。
岸:対オリックス2試合1勝0敗、防御率3.46(昨年のシーズン防御率2.49)
則本:対オリックス4試合1勝2敗、防御率6.38(昨年のシーズン防御率2.91)
やはり、そうでした。
どちらも自身のシーズン防御率よりも大幅に悪化。
則本に関しては惨憺たる内容です。
やはり、
オリックスに追い風が吹いています。
1.93
野球を狭く深く掘る、NHKの「球辞苑」。
先週土曜の放送は「開幕戦」がテーマ。
そのなかで、ここ10年の開幕戦防御率ランキングベスト5をあげていました。
攝津、涌井ら好投手が並ぶなか、
堂々の1位は、オリックスのエース・金子千尋。
その防御率はなんと、1.93。
ほとんどが敵地での登板のなかでのこの成績は、数字以上のものがあります。
オリックスに強い追い風が吹いています。
今年は京セラドームでの開幕戦。
勝手知ったる我が庭で、圧巻のピッチングをみせて、
チームに白星をもたらしてほしい。
金子ならきっとやってくれるでしょう。
信じています。