~オリックス・金子、冴えず の巻~
金子千尋
ちょうど3週間後、本拠地大阪での開幕カードの相手・ロッテとの対戦。
先発は、そこでの登板が予想される金子千尋。
しかし、内容は全くいいところがなく。
無駄な四球を与え、塁上を賑わしたところでタイムリーを浴びるという、昨年幾度も観たピッチング。
結局、3回1/3で93球を要し、被安打7与四球4自責点3。
毎回ピンチを背負う投球で、よく3点に収まった方。
今日は伏見とのバッテリー。
昨年の開幕戦での若月とのバッテリーを思い起こすようなテンポの悪さ。
金子もすでにベテランの域。
それゆえ、捕手を育てるという意味でも、
キャッチャーとの相性をうんぬん言わせないピッチングをしてほしいのですが、
金子が繊細なのか、伊藤以外では安定感を欠くのが常。
しかも、その傾向は年々増加している印象。
原因
伏見のリードもいまひとつだったのかもしれませんが、
今日のこの結果の原因は金子にあり。
それは、
金子がこの試合最初に空振りを奪ったのが九番打者の平沢に対してというところに如実に表れています。
ボールにキレも球威もなく、
さらには思ったところに投げ切れない。
100球近く球数を放れたことだけが今日の収穫。
これがシーズン開幕後でなくてよかったというレベルでした。
このピッチングを観る限り、
あと1~2回の登板で変わってこれるか心配ではありますが…。
スタメンマスク
バッティング好調の伏見にスタメンマスクを被らせたのは、まさしく伏見への期待の表れ。
同様に、山足をスタメン一塁で起用したのも。
(と書いたところで、伏見起用は金子からの指名だったとの記事が。シーズンが始まれば伊藤と組むでしょうから、オープン戦では少しでも手の内を隠しておきたいというのが、金子の狙いだったのかもしれません。)
このオープン戦の時期にいろいろと試しておかねば、開幕後の選択の余地も狭まります。
二軍にいた武田と張が遠征帯同。
武田はいい当たりでしたが、あの球ならば外野の頭を超えてほしかった。
張に関しては、オープン戦とはいえ初めての一軍戦出場。
そんなに厳しい球でもなかったものの、タイミングあわず。
こちらは、いい経験でしょう。
進塁打
初回、二回の点の取り方。
タイムリーではなく、内野ゴロ2本で2点。
今日の金子の出来では2点では足りなかったといえど、
金子が完調ならばこの内野ゴロでの2点で勝利を呼び込めます。
初回、
一番・宗がヒットからの盗塁。
二番・大城が右打ちでランナーを進め、
三番・吉田のセカンドゴロで1点。
二回、
小谷野ヒット、マレーロ四球で、
山足が右打ちでランナーを進め、
伏見のセカンドゴロで2点目。
タイムリーはそう簡単に出るものではなく、
点を取る方法は適時打や本塁打のみにあらず。
進塁打を放ってほしい場面できっちりと仕事をした、大城と山足。
セカンドのレギュラーを争う二人の、らしい仕事ぶりには思わず拍手です。
躍動
一回表、
たぶん初見のロッテ石川のシンカーをしっかりと捉えて内野安打の宗。
すかさず盗塁し(タイミング的には微妙でしたが)、得点を稼ぐ。
一回裏、
経験不足のセンターでの好プレーでピンチを救う。
宗が躍動しています。
走り続ける宗。
ファンの期待通り、
このまま開幕一番の座を奪ってくれそうです。
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