~オリックス、マレーロの3連発でバンデンハーク撃破! の巻~
3連発
二回は高めのストレート。
四回は高めのカーブ。
六回は低めのスライダー。
マレーロが、オリックスをカモにするバンデンハークから放った3本のアーチ。
どれも完璧にとらえたもので、
3本目の本塁打がスタンドに吸い込まれるのを茫然と眺めるバンデンハークの表情が、その凄さを物語っていました。
この3連発で、また株を上げたマレーロ。
来季の契約を締結していてよかったと、心の底から思いました。
出場67試合で16本塁打のマレーロ。
143試合換算だと30本を超えることとなります。
同様に、
吉田正尚、ロメロも想定では30超え。
現在28本塁打のTを加え、
来季は、30ホーマーカルテット誕生の可能性もあり。
ただ、それをいかせるかは指揮官次第ですが…。
安達了一
昨日のロッテ戦で凡ミスをした西野と大城がスタメン落ち。
こういう信賞必罰を徹底した起用を続けてもらいたい。
活躍すれば出番を増やし、
プロにあらざるプレーをした者は出番が減る。
難しいことではありません。
しかし、大城に代わってショートに入った安達。
二回のファインプレー、
九回の冷静な判断と、
やはり安達がショートを守ると安心します。
昨日からセンター方向への打球が伸びている安達ですが、
もともと、こういう大きい当たりを打てる選手のはず。
ショートのライバル、ソフトバンクの今宮が二桁本塁打を放つ一方、
安達はわずか3本。
能力的にこんなもんじゃない。
病気のことがあるとはいえ、
自らを規定することなくもっとスケールの大きな選手になってもらいたい。
それだけの選手です。
マレーロ一人
苦手のバンデンハークから、ようやく初白星。
バンデンハークのヤフオクドームでの連勝記録も、
ソフトバンクの連勝もすべてストップさせました。
エース対決を制したことにも意義があり、
がっぷり四つの力勝負を勝ち切った点は素直に評価されるべき。
ただ、
バンデンハークにチーム全体で対策を練ったようにはみえず、
マレーロ一人で倒したと言った方がふさわしいゲーム内容。
それも野球とはいえ、
う~ん、どうでしょう。
金子千尋
ヒーローは3連発のマレーロですが、
もちろん、
金子の好投も忘れてはなりません。
7回被安打4自責点1にまとめました。
幾度かピンチを迎えるも、しっかりと踏ん張った金子。
これで11勝目。
数字的には不満も、
二年連続で二桁に届かず、このまま一気に老け込むかとの危機感もあったなかでの復活は、
来季に向けての好材料。
山岡や黒木、近藤、そして山本。
将来有望な投手が羽ばたいた今季ですが、
まだまだ金子の力が必要です。
胴上げ阻止
対ソフトバンクの連敗もストップ。
これで目の前での胴上げは阻止しました。
最低限の意地はみせたということ。
明日の先発はディクソン。
自身初の二桁勝利のためにも、負けられない一戦です。