祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

松葉貴大

~オリックス、2017年契約更改終了 の巻~




 伊藤光

 オリックス・伊藤光捕手(28)が18日、大阪市内の球団施設で2度目の契約交渉に臨み、金額は前回と変わらず800万円増の年俸5500万円で更改。今季、三塁なども守ったイケメンは、前回交渉で訴えた捕手一本で挑戦したい意向について球団側から理解を示され、納得顔だ。

「捕手として頑張って欲しい、と伝えてくれた。競争に勝って全試合に出たい。規定打席に達した2013年の打率・285を超えたい」

打率・189に止まった打撃力向上へ、このオフはビジョントレーニングを取り入れた。オリックス時代のイチロー(マーリンズからFA)や内川(ソフトバンク)らが師事する田村知則氏に指導を仰ぎ、「利き目が左から右に変わっていた」ことが判明。好感触を得ている。会見後には一般女性(30)と結婚していることも発表。「自分に重圧をかけてやりたい」と目をぎらつかせた。 (sanspo.com)

昨年のファーストに加え、今季はサード

この起用法、
いくらなんとかして伊藤を使いたいという首脳陣の親心からの発露だとしても、
傍からみてもなかなか納得しにくいものでした。

置かれた立場の厳しさは当人も重々承知の上での今季のスタートも、
キャンプ入ってすぐのこのコンバート案は、端から捕手として使う気がないという首脳陣の意思表示にもみえました。

実際その通りに事は進み、
泥沼の5月も若月で心中し、チームもそのまま沈むことに

伊藤を使っていればそこから抜け出せたかといえば、それは分かりません。
しかし、
ここで使わなければいつ使うのか。
なんのためにベンチにいるのか




 捕手一本

戦いの土俵にすら上がることを許されなかった苛立ちを抱えたままだった今シーズン。
そのときの不満は、
シーズン終わってのこの時期に爆発し、契約保留という形で表れることに。

前回の契約交渉時に訴えた「捕手としての起用」が今回通り、捕手一本で来季に臨みます。

前回交渉時に「監督に話してみないと」と編成部が語っていたことを考えると、
福良の了承も取り付けたとみてよいでしょう。

若月の停滞もあり、来季はやっと公平なる競争が行われそう。

しかし、
こんな成績では若月を圧倒できるとできは到底思えず、
伊藤にはさらなる奮起が必要です。

結婚し守るべきものができた伊藤。
さあ、来季は頑張れ。




 松葉貴大

 オリックス・松葉が18日、2度目の契約交渉を行い、前回のダウン提示から上積みを勝ち取り、現状維持の3650万円で更改。「イニング数(133回1/3)やクオリティスタート(先発22試合中15試合)などを評価していただいた」とうなずいた。当然、今季3勝12敗の成績には「情けない」とキッパリ。

今月上旬に大体大の先輩・上原(カブスからFA)と5日間自主トレし、「しっかりしろ」とハッパをかけられ、「来季は負けの数を勝ちに変えたい」と意気込んだ。これでオリックスは全選手が契約更改を終えた。(sanspo.com)

3勝12敗という数字だけみれば、当然ダウン。
しかし、
2年連続で130イニングを投げ、22試合中15試合でのQS(クオリティスタート)クリアはそれなりには評価されるもの。

松葉のQS達成率68%は、規定投球回数未満ながら、
チームメイトの金子(63%)、山岡(58%)を上回り、
試合をつくったことは確か。

ただ、このQSはちょっと厄介なもので…。




 QS

野球統計学の進んだ米国で提唱されたこのQS。
先発投手が6イニング以上を投げ自責点3以内に抑えた場合に記録されるものですが、
先発が中4日で回り、100球を目途に降板するアメリカでは、完投自体が珍しいため、
6イニング自責点3という指標は一定程度の評価を受けます。

しかし、
中6日という、メジャーに比べ十分な休養をもらう日本の先発投手にそのまま適応されるものではないはず。
正直言って、
先発が、6イニング投げて満足してもらっては困ります(付け加えるならば、100球で降板することも)。

松葉に関していえば、
いいピッチングをしていても勝負所で弱く、
前兆なく急に崩れることも多々あり。

一試合を通しての安定感がなく、
そのことが、
完投が1試合もなかったことに、
吉田一将、山崎福也、山岡泰輔にプロ初完封を先に許したことにもつながります。

年俸交渉の一材料としてQSを利用するのはまだよいのですが、
そこに目標を置かないように、と切に願います。




 頑張れば貰える

保留していた2選手が契約を終え、
オリックスの全選手が契約更改を終えました

相変わらず契約交渉の場に姿をみせない中島に苛立ちを覚えたものの、
小谷野の前向きな姿勢に感動し、
金子のらしい要求に苦笑し、
活躍した若手選手への大盤振る舞いに驚愕し…。

ただ、
羽振りのよさは決して否定すべきことではなく、
頑張れば貰える」、
単純ですが実は大切なこの原理原則を球団が実行してくれたことは、
選手たちにとって大いに励みになることでしょう。




-松葉貴大
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