~オリックス、三度目の配置転換 の巻~
鈴木⇔三輪
首位ホークスに力の差をみせつけられ、一時の勢いも消えたオリックス。
負けがこむと、再び出てくるのがいつものこのニュース。
オリックス恒例の配置転換。
今度は、三輪一軍バッテリーコーチと鈴木育成コーチとの入れ替え。
三輪に関しては、岡田監督時代にも二軍へ配置転換されたことがありました。
しかし、
その後、明大閥で楽天移籍し一軍バッテリーとして日本一にも貢献。
実績を重ねたうえでの今季の古巣復帰でした。
上記のように、バッテリーコーチとして明と暗の実績がある三輪。
私の印象としては、
三輪がコーチを務めていた頃の正捕手・日高に改善がみられなかった(もちろん日高自身の問題も多分にありますが)ことから、三輪の能力に対しては懐疑的で、バッテリー部門に不安を抱えながらのシーズンインでした。
バッテリーコーチの変遷
ここで、昨年から今年にかけてのバッテリーコーチの変遷を振り返ってみましょう。
伊藤の育成に多大な寄与があった古久保が退団したあと、
その後釜に入ったのが、スコアラーから転身で初めてのコーチ業となる前田大輔。
2014年2位の翌年となる大事な2015年は、
一軍:前田
二軍:鈴木
で始まりました。
で、皆さんご存じのようにシーズン半ばでバッテリーコーチの入れ替えがあり、
一軍:鈴木
二軍:前田
となりました。
今季は三輪が加入し、
一軍:三輪
二軍:前田
育成:鈴木
という布陣で臨み、
1ヶ月の低迷を経て、
一軍:鈴木
二軍:前田
育成:三輪
に変更となりました。
これ全て、1年ちょっとで起きたこと。
異常です。
鈴木郁洋の扱い
とくに目に付くのが鈴木郁洋の扱い。
二軍→一軍→育成→一軍。
わずか1年半の間のこの異動。
昨シーズン途中から一軍コーチを務めての評価が育成への異動だったはず。
で、今度は再び一軍コーチに就任。
この一貫性のなさ。
適当にジグソーパズルのピースを当てはめるかのようにコーチを入れ替えるチームが強くなるわけがなく、
こんなチームに未来もないでしょう。
オリックスのことが好きだから、余計に情けなく、悲しい
責任
オリックスOBで今季から古巣復帰の酒井勉・三輪隆の両一軍コーチがその任を解かれ、
いまはその二人が育成コーチを務める皮肉。
これで強くなるのであれば、それはそれでよし。
実際、酒井⇔小林・星野の入れ替えは一定の結果を残しています。
ただ、
酒井・三輪を一軍コーチに配した人間、
さらに言えば、
昨季、佐藤真一・前田大輔を一軍コーチに配した人間。
もうそろそろこの人たちにも、責任をとっていただかなければ。