~オリックス・宗、覚醒のとき の巻~
西野真弘
本日の紅白戦、
目立ったのは二軍招聘組の二人と一軍再昇格の西野でした。
まずは西野。
アルバースと金田からヒット2本で、即結果を出しました。
紅組の二番・セカンドに西野。
白組の二番・セカンドに大城。
首脳陣の意図を感じるスタメン。
サードコンバートをいったん止め、西野をセカンドに戻したことで、レギュラー争いは激化。
セカンドのレギュラー最右翼と目された大城の尻にも、火が点いています。
宗佑磨
こちらも2安打と、結果を残したのが二軍招聘組の宗佑磨。
昨日の記事でも褒めたばかりですが、
スイングの鋭さはチームでも上位。
吉田一将のストレートをしっかりと弾き返して、ライトへの本塁打。
西野同様盗塁も決め、
走塁面も目立っていました。
一年目二年目と、故障もありキャンプにまともに加われなかった宗も、4年目を迎えようやくプロ仕様の体に。
天賦の才を発揮できるだけの基礎がようやくできあがりました。
宗佑磨、覚醒のとき来たる。
二軍に置いておく選手ではありません。
吉田雄人
驚いたのが、こちらも二軍招聘組の吉田雄人。
しっかりと振りぬき、ライトスタンドに弾丸ライナーの一発。
ここまでの4年間、ファームでも本塁打を打ったことがない吉田雄人。
U-18日本代表で一番を任されたように当てる技術はあったものの、
それを活かすだけの体力が皆目なく。
走り打ちでは未来がみえず、
結局はパワーアップが肝要と悟ってくれました。
前回の紅白戦ではレフトオーバーの二塁打を放った吉田。
中距離打者と評するのも甘いくらいに、
打球が外野の頭を超えることがなかった吉田の進化。
今日の一発はまさしく中距離打者のそれ。
同じ中距離打者の後藤光尊を思い出しました。
いろいろありましたが、
あの日の屈辱を力に変えてくれたようです。
吉田一将
たまたま昨日の記事で「若者たちの息吹」として取り上げた選手が活躍してくれた、本日の紅白戦。
ただ、紅白戦ゆえ、
打ったのが仲間ならば、打たれたのも仲間。
喜びの裏にはそれと同量の不安もあり。
先発候補の吉田一将と山本由伸が心配です。
特に吉田は制球もばらつき、
ストレートもほとんどが高め。
同じ失敗を2試合繰り返しています。
先発ローテに手が届く位置にいるのにこの不安定。
こちらの吉田は、要再調整です。
一番・宗
吉田も山本も、本塁打を打たれた球はすべて真ん中付近の甘い球。
しかし、
そこに投げたことを責めるよりも、
その失投を逃さなかった、宗と吉田雄人を褒めてあげたい。
とまれ、宗。
グラウンドを駆ける姿はまるで獣のよう。
宗が一気にレギュラーを掴み一番に入ると、
懸案のトップバッター問題は即解決。
一番・宗が今年中に叶えば…。
昨日も褒めたばかりですが、二日続けて褒めるだけの価値は十二分にあり。
あのスイング。
あのスピード。
宗から、目が離せません。
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