~オリックス、ここ10試合で5度目の完封負け の巻~
ここ6敗で5度の完封負け
昨日の記事のタイトルが、~オリックス、ここ9試合で4度目の完封負け の巻~。
そして今日、
一つずつ加算されて、~オリックス、ここ10試合で5度目の完封負け の巻~。
10敗中5度ではなく、10試合中5度の完封負けであり、
負け試合だけで換算すれば、
ここ6敗で5度の完封負けということに。
異常事態です。
長打率もリーグ最下位
昨日の記事でも書いたように、
チーム打率に加え、出塁率もリーグ最下位。
打てない上にボールを選ぶこともできない。
いや、打てないからボールを選ぶこともできないのか。
本塁打数は、長距離砲がいないロッテに30本差をつけ最下位は免れてはいるものの、
長打率はリーグ最下位。
長打率の計算方法は、塁打÷打数。
塁打の計算方法は、単打数+二塁打数×2+三塁打数×3+本塁打数×4
長打率が、オリックスより本塁打数の少ないロッテ以下になるということは二塁打、三塁打が少ないということ。
果たして、一つ先の塁を狙っているのか。
二塁打を単打にする
それを如実に表していたのが、今日の攻撃。
二回、中島の右中間を破った当たりが単打どまり。
七回、ロメロの放ったフェンス直撃弾も単打。
重い二人とはいえ、打った瞬間長打を期待する当たりであったゆえ観る者は落胆。
どちらも二塁まで進めていれば(特に七回のロメロ)展開は大きく変わっていました。
初戦の牧原のように、単打を二塁打にするのがソフトバンク。
二塁打を単打にするのがオリックス。
もともと打てないのに走塁面でもチャンスを逸する。
得点機会を自ら損ない、結局はお約束の完封負けに繋がっていきます。
憤死
昨日は中島、今日は小田。
九回最後の場面、走っていた一塁ランナー小田は中島のヒットで三塁を狙うも憤死。
意外な結末でカード負け越しが決まりました。
二塁ランナーが自分より右の打球では三塁に進まないように、
中島のヒットはレフト前で、常識的にはここは自重する場面。
しかし小田は三塁へ。
ソフトバンク中村の好返球もありアウトでゲームセット。
結果だけを見れば暴走とも言えますが、
私は小田の積極性や心意気を評価したい。
前向きに倒れた者
バントという消極的な作戦がチームの攻撃の根幹に据えられているため、選手はどうしても臆病に、冒険しなくなります。
そんななか、一つでも先の塁を狙う小田の姿勢は決して非難のみされるものではなく、
もちろん上述の話柄にも繋がり。
ただ、ツーアウトのこの場面、
走者が足の速い小田であれば二塁ストップでも、次打者のヒットでたぶん還ってこれました。
その点を含めれば、小田の判断ミスとはなりますが。
しかし、前向きに倒れた者に声を荒げて批判する気にはどうしてもなれず。
西勇輝
負けはしたものの、先発の西はナイスピッチングでした。
バックドア、フロントドアの制球がよく、多くの見逃し三振を奪い。
五回に今宮に打たれたタイムリーは転がったところが悪かった。
ただ、その決勝のホームを踏んだ甲斐はフォアボールのランナーで、それだけがもったいなかった。
ですが、よく粘って投げました。
観ていて面白くない
今季15度目の完封負け。
チーム打率が示すように、選手の力がない。
また得点期待値を下げる犠打に指揮官が固執していることもその一つの要因。
観ていて面白くないオリックスの野球。
そりゃ、観客動員も減ります。