~オリックス、屈辱のサヨナラ負け の巻~
屈辱
5点差を追いつき、
近藤、黒木、平野が魂を込めたボールで広島打線を抑えるも、
最後に佐藤達也が一発を浴びてサヨナラ負け。
嫌な予感がしていましたが、不幸にも的中。
しかも相手は、昨年何度も苦汁を飲まされた鈴木。
二年にわたって一人の選手に試合を決められる屈辱。
しかも、今日二本も打たれた。
悔しさしかありません。
小林慶祐
先発の東明を3回47球で交代。
打席が回ってきての交代ではなかったため、当初から継投でいく計算だったのでしょう。
二試合連続で内容もよくなく、東明の復活はまだ先という印象(復帰初戦はよかったのですが)。
二番手赤間は2回1失点で交代。
で、1点ビハインドで出てきたのが小林。
二者連続の四球で始まり、失策も絡んで大炎上。
最後に鈴木にこのイニング三度目のフォアボールを与えたところで降板し、吉田にスイッチ。
結果論でなく、ここは最初から吉田一将でしょう。
いくら調子がよくないとはいえ、投げてみなければわからない小林よりかは吉田の方が計算できます。
この回失った4点で、勝負は決まったと誰もが思いましたが…。
四番・ロメロ
七回、先頭のロメロがバックスクリーンへ放り込む第8号で反撃の狼煙をあげ、
八回、ランナー二三塁で、またもロメロが第9号のスリーランをレフトスタンドに放ち、絶望的と思えた5点差を追いつきました。
ここで一発と誰もが願った場面でのスリーラン。
これぞ四番の働き。
まさにロメロさまさま。
しかしこの活躍も、一球で水泡に帰す野球の怖さ。
九回、Tの一打があと少し伸びていれば…。
禁を解く
1点もやれない九回裏のマウンドに上がったのは黒木。
広島のクリーンアップを圧倒的なピッチングで三者凡退に抑えました。
十回、二番からの好打順も点が奪えず、
その裏は平野かと思いきや、黒木が再びマウンドへ。
28試合目で初めて回跨ぎ、2イニング登板となりました。
ルーキーということを考慮しての黒木への配慮だったのでしょうが、
その禁を解いてまで、この試合にかけていたのですが、
結果的には報われませんでした。
怒り
5点差を追いついた粘りも、
黒木の回跨ぎも、
平野の熱投も、
白星につながらず、引き分けに終わることさえもできず。
しかし、この粘りは立派でした。
この粘りを、そしてこの負けを、無意味なものにしないためにはただ一つ。
明日勝つ、それだけです。
これで対広島8連敗。
三年にわたってスイープされるなど、恥の一言。
明日は、追い詰められた選手たちの怒りをみせてもらいたい。