~オリックス、新選手会長・T-岡田 の巻~
選手会長
やっとですね。
本来ならば年下の伊藤より早く就任すべきでした。
やっと、
チームを引っ張っていくという強い意志が生まれてくれたようです。
優しい風貌もあり、いつまでも末っ子感が抜けなかったTですが、
今キャンプでは最年長にもかかわらず、誰よりも遅くまで練習していたとのこと。
それを聞いて、
人生初のキャプテン就任後、グラウンドに最後まで残ってロングティーを行っていた糸井のことをふと思い出しました。
兄貴分だった後藤、大引、坂口が去ったいま、
オリックスを引っ張っていくリーダーは、T-岡田しかいません。
生え抜きだからというだけでなく、
実力でも他にみせつけてほしい。
まだまだこんなもんじゃないと、信じているので。
不安
ただ一つ、不安も。
近年のオリックス選手会長は、
鈴木→大引→坂口→伊藤と続いていますが、
鈴木は引退、大引トレード、坂口・伊藤は極度の不振。
目にみえぬ大きな心労があるのだとしたら、Tに耐えられるのでしょうか。
そのせいで打撃不振なんて本末転倒ですから。
ただ責任ある立場に立つ以上、心労が少なからずあるのはTも織り込み済みでしょう。
それに打ち勝つ自信があるから引き受けたわけでしょうし。
期待
18日まで高知で行われていた秋季キャンプには23人と少数精鋭の中、最年長で参加。島谷金二臨時コーチの指導も仰ぎながら徹底的に振り込んできた。
軽く振っても柵越えする打撃を見た福良監督は「打撃をつかみかけている。あと少しのところまで来てるんじゃないかな」と変身ぶりに目を細めていた。
T-岡田自身も「すごくいいキャンプができた。今までとは違った感覚で打てていた。これを継続していきたい」と手応えを口にした。(デイリースポーツ)
プレイヤーとしても変化を遂げているT。
秋季キャンプ中に行われた練習試合でもさっそく本塁打を放ち、
「今までにない感覚」とバッティングの変化を実感しているようです。
岡田監督のお仕置きの四番、
福良監督の辛抱の四番を経て、
遂に真の四番へ。
来季のTに期待です。