祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

T-岡田

~オリックス、一番レフト・T‐岡田! の巻~




 確信

勝ったな…」。

今日のオーダーをみて最初に浮かんだのはこのことばでした。

一番、T‐岡田
二番、吉田正尚
三番、マレーロ、
四番、ロメロ

やっと福良がこの打線を組んでくれました。

一番に、リーグ3位の出塁率を誇るTを置き、
二番に、最強打者・吉田正尚を据える。

Tが、福良の理想とする一番打者のタイプでないのは明らかですが、
Tの低空飛行の得点圏打率を考えると、
打順的には一番が最適。

吉田正尚が、福良の理想とする二番打者のタイプでないのも明らかですが、
規定打席未満ながらチームトップの打率を誇り一発もある打者を二番に据えることの有効性は、
楽天が、
MLBが証明済み。

福良が自らの理想や好み、固定概念を取っ払い、採用したこのオーダー

破壊力はもちろんですが、
福良が自らの考えを改めようと試みたところが、最も評価されるべき点です。



 アベックホームラン

三番にマレーロ、
四番にロメロと続く打線は、相手投手に息を抜く暇を与えません。

五番にチャンスに強い小谷野。
六番に後半戦好調の中島の両ベテランを配置。

点が線になるいい打順です。

あとは試合でその効果を証明するだけでしたが、
彼らはみごとに結果を出しました。

初回、プロ初一番のTはしっかりと四球を選び
三回にはセンターへ特大の一発を放ち先制点を奪う
そのTのあとに、プロ初二番の吉田も続き、ライトスタンドのオリックスファンのもとへ弾丸ライナーの第5号

T、吉田の今季初のアベックホームランは、連弾。

最高に気持ちのよい時間でした。



 20号

逆転を許し、一点を追う展開となった七回。
二死から、
二番吉田、三番マレーロの連打で追いつき、
四番ロメロのアーチで突き放す

これもまさしく、打順変更の効果といってよいでしょう。

これでロメロは大台の20号に到達。
一ヶ月の休みを挟んでのこの数。
怪我がなければいまごろホームランダービーのトップに立っていたことでしょう。

とにかく、
Tを一番、吉田を二番に置く打線がやっと登場。そして奏功。

当分これでいきましょう。



 大山、プロ初勝利

投げては突如崩れた山岡のあとを、
金田、大山、近藤と繋ぎ、最後にヘルメン
黒木がここに入っていないのが心配ですが、無失点で切り抜け、勝利を呼び込みました。

とくに大きかったのが、大山
スクイズが考えられたなか、スライダーをきっちりと外角低めに投げ切りました。
この力投が逆転を呼び、
大山に白星が転がり込んできました。

プロ二年目に早々とサイド転向を強いられ、結果失敗。
昨年はヤフオクドームでの2・26事件の一端を担い、
背水で迎えた今季。
信条のキレのあるボールで打者を抑え、念願のプロ初勝利を手にしました。



 ヘルメン、プロ初セーブ

プロ初セーブをあげたのは、ヘルメン
出れば打たれた前半戦。
ヘルメンを多用する首脳陣に首を傾げていたのですが、
三度目の一軍登録後は、
黒木の後処理を任されるなど、大事な場面での登板が増え、
ついにクローザーの座へ

回跨ぎも苦にせず腕を振り続ける姿をみるにつれ、
いままで厳しかったヘルメンへの評価を改める時期がきたと感じました。

明るいキャラで、チームのムードメーカーの役割もはたしてくれているヘルメン。

ロメロ、マレーロ、ヘルメン。
新外国人の活躍に、目を細めるばかりです。



気持ちのいい一日

今日の勝利は本当に嬉しい。
スタメンをみて勝利を確信し、その通りになる。
ファン冥利に尽きます。

しいて言えば、この打順を組むのが遅いくらいなのですが、
あの頭カチカチの福良がこの打順を組んだことに大きな意味があります

ソフトバンク戦でいまひとつだった若月を外し伊藤を起用。
これも福良の采配に柔軟性が出てきたことの表れでしょうか。

信念も信頼も大事ですが、
チームの勝利のためにはそれらを捨て去ることも大事なこと。

大事なバファローズの友から頂いた闘真紅のユニフォームを着ての応援。
そして完勝。
じつに気持ちのいい一日でした。




-T-岡田
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