祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

田嶋大樹

~オリックス・ドラ1田嶋、有終の美を飾れず の巻~




 初戦敗退

オリックス期待のドラ1、田嶋大樹
プロ入り前、最後の登板となる日本選手権でしたが、初戦で姿を消しました。

6回1/3を投げ、被安打8、奪三振4、自責点3と本調子ではなかったようですが、
ここで評価が変わる選手でもないでしょう。

昨年の山岡に関しては、ドラフト時あまり評価していなかったので、正直試合前から不安でした。
結果は2回途中6失点KO。
CS初進出の横浜に滅多打ちされたのに続く短いイニングでのノックアウトに、不安が一気に増したのを覚えています。

ルーキーイヤーに8勝を挙げた山岡に続く、オリックスドラ1投手の日本選手権での初戦敗退。
さすがにこの負けが吉兆とまでは思いませんが、
優れた相馬眼の持ち主である福良曰く、
「力を入れた真っすぐが良かった。変化球も、どんな球種でもストライクが取れる。左打者の内角にも投げられるし、四球で崩れる投手じゃない。先発ローテ?そのつもりです」(デイリースポーツ)。

最速も146キロ出ていたようで、心配することもないと思います。



しかし田嶋、なにかと山岡と縁があるようで。

日本代表で知り合った山岡に影響を受けたと公言し、
ドラフト前は「日本代表に選ばれて、山岡さんと、また一緒にプレーできたら」と語り、
想い叶ったドラフト後も「ずっと追いかけていきたい存在」と尊敬のまなざしを送り続ける。

山岡も、「チームで年下が出てきたら、上の人間も頑張る。そういう相乗効果が出てくると強くなるので、その原動力にならないと」(スポーツ報知)と自分にはっぱをかけ、
山岡の指名を押し通し、田嶋を引き当てた福良も、「田嶋が山岡を尊敬していると聞いた。2人でチームをしょって立つような存在になってもらいたいね」(日刊スポーツ)と、今後のオリックス投手陣を引っ張っていくであろう二人に大きな期待を寄せます。

山岡入団から生まれた縁。
この二人が、低迷するオリックスを変えてくれそうな気がします。




 FA宣言

田嶋入団と入れ替わりに、
これまでチームを支えてきてくれた平野佳寿がFA宣言
既定事項ではあったものの、いざ正式に決まると寂しいものです。

「年齢も年齢なので(メジャーに)行くなら最後という気持ちはある。不安もあるけどそれ以上に向こうでやってみたい気持ちの方が強かった」(スポニチアネックス)。

WBCで世界最高峰の舞台に立ち、
平野の闘争心と向上心を刺激するに十分な怪物たちと対峙した平野。

一野球人として化け物たちと戦ってみたい、との思いが彼を動かしたのでしょう。

こういうハートの強さが、クローザーを任される人間には必要。

来季、そこに入るのは、
近藤か黒木か、はたまた助っ人ピッチャーか。

もし近藤であり黒木であるならば、
平野のそばで過ごし平野から学んだことを、ぜひいかしてもらいたい。



 心残り

逆指名でオリックスを選んでくれてから10年以上が経ちました。

オリックスには恩を感じてくれており、
メジャーに移籍しない場合は、オリックスに残留することを明言してくれています。

平野の心残りは、オリックスで優勝できなかったこと。
「(オリックスには)ずっとお世話になったし、優勝できなかったのは残念」と語る平野ですが、その想いはファンも同じ。

山本、近藤、小松、そして平野。
チームを支えてくれたピッチャーがオリックスを去っていきます。
それが時の流れとはいえ、寂しいものですし、
彼らがいるうちに優勝したかった

ただ、
エースとして金子がいて、
精神的支柱として岸田がいる。

彼らにはぜひ、オリックスで優勝の美酒を味わってほしい
そう思います。




-田嶋大樹
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