~オリックス・山田久志、佐藤世那をチェック の巻~
山田久志
オリックスの清武キャンプに12日、OBの山田久志臨時コーチ(69)が合流。早速、横手投げ転向に挑戦している佐藤世那投手(20)を指導した。
メイン球場のシート打撃が終わると、すぐに2軍のシート打撃が行われている第2球場へ向かった。お目当ては横手に変更したばかりの佐藤世。強風が吹き荒れるグラウンドで熱い視線を送った。
西野から空振りを奪うなど片りんも見せたが、安定感はまだまだ。それでも山田臨時コーチは「変えたからってすぐによくなるものじゃない。直すところはいっぱいある。投げ方さえ覚えればね。横手投げは(監督なら)誰でもほしいと思うよ」と今後の指導へ意欲を見せ、この日は見るだけにとどめた。(デイリー)
阪急・オリックスOBの福良が監督に就任して以来恒例となった、レジェンドの臨時コーチ。
今年は、山田久志からスタートです。
その山田が気にかかっていたのは、昨冬からサイドに転向した佐藤世那。
隣接する二軍球場に足を運び、状態をチェックしました。
17歳と20歳
山田曰く、「変えたからってすぐによくなるものじゃない。直すところはいっぱいある」と辛口コメント。
ただ、これは至極当然で、
3か月程度でオーバーからサイドへのフォームチェンジが完成するはずがなく。
そういえば、
通算284勝を挙げた山田の場合、
投手に転向したのは高校二年生の夏。
17歳の夏に内野手から投手に転向した山田久志。
20歳の冬にサイドに転向した佐藤世那。
決して遅くはありません。
シンカー
佐藤の投げている姿をみる限り、
腕もしっかりと振れており、転向への迷いはとうに捨て切った様子。
「高めの真っすぐの強さや変化球の抜き方を教えてほしい。一番はシンカーです」(日刊スポーツ)と語る佐藤世那。
山田ののちの代名詞となるシンカー。
山田自身は同じアンダースローの足立光宏に教えを乞うも、足立は拒否。
足立が狭量なのではなく、そういう時代でした。
時は移り、
その山田がOBとして後輩に、シンカーを教える立場に。
学ぶことは多くありますが、
生ける伝説が近くにいることほど頼もしいことはなく、
短期間とはいえ、
佐藤世那には史上最高のサブマリンから多くのものを吸収し、今季の飛躍の一助としてほしいものです。
傑物たち
近鉄・オリックスでコーチを務めた、中西太も宮崎を来訪。
田口壮、岩村明憲ら多くの選手を育てた名伯楽。
山田、中西と並ぶと、
あの頃のオリックスを思い出します。
ヘッドコーチ:中西太
投手コーチ:山田久志、山口高志
打撃コーチ:新井宏昌
それらの傑物をまとめたのが名将・仰木彬。
そして、
1996年のオリックス日本一。
戦力は整ってきました。
今年こそ、
天国の仰木さんに、よい報告ができれば…。
※twitterやっています。フォローしていただければ幸いです。
Follow @inoru_orix
※お問い合わせはこちらからお願いします。