祈優勝! オリックスバファローズ

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山本由伸

~オリックス・山本由伸、快投! の巻~




 山本由伸

オリックス・期待の星、山本由伸がプロ初登板、初先発

山本に関しては数日前の記事でたまたま書いていましたが、
ファームでの成績、33回2/3を投げて、被安打20、奪三振28。
失点はわずか1で、防御率は驚愕の0.27
しかも、K/BBは14
もはや、ドジャースのエース、クレイトン・カーショウのレベル(2016年のカーショウのK/BBは14.3)。

一年目のルーキー、
しかも高校出とか関係なく、
一人のプロ野球選手として、期待せずにはいられません。

高卒ルーキーの登板をここまで待ち遠しく思ったのは、
個人的には、
その快速球で夢を与えてくれた、牧野塁以来です(古い話ですみません…)。




 与四球1、いや0

その山本。
評判通りのピッチングを披露してくれました。

5回82球、失点2、
被安打7奪三振6。
十分な出来でした。

最も賞賛すべきは、与四球が1だった点。
しかもそれは実際には敬遠で、実質0
ルーキーのプロ初登板初先発でのこの数字は、もはや快挙。

コントロールに不安がないから満塁になってもジタバタすると焦る必要がなく、
上述の敬遠の場面でも、塁を埋めてしっかりとベテラン井口からゲッツーを取る。
高卒ルーキーのピッチングとは思えない落ち着きと技術。

末恐ろしいピッチャーが出てきてくれました。



 完成度

最初の三振は、ロッテの四番・ペーニャから。

初回、2連打を浴び、一死一三塁の場面。
追い込んでから外のスライダーと、オリックスファンなら誰でも知っている攻め方でペーニャから三振を奪いましたが、
あの場面で、それがいとも簡単にできるところに、山本の完成度の高さが垣間見えます。

プロ初登板、初先発、初回、ピンチ。
動揺するのが普通のはずですが、山本には関係ありません。

ストレートも150キロオーバーを計測。
切れのいいスライダーにフォークを織り交ぜ、
しかも変化球でも腕が緩むことがない

天才児がその素質に任せてただ投げていた(ようにみえた)牧野とは一味違う、大人びたピッチング。
しかも体はまだまだ大きくなりそう。

末恐ろしいピッチャーが出てきてくれました。



 ヘルメン、来日初勝利

勝ち投手の権利をもって降板した山本。
そのリードをわずか二球でフイにしてしまった岸田
打たれたあとの横顔に、山本への申し訳なさが滲んでいました。

しかし、
洋々たる未来が開けている山本。
自らの手でがっしりと勝利を掴む日も近いはずです。

岸田のあとをヘルメンが受け、
ピンチを凌いだ後に出た中島の勝ち越しソロ。
これでヘルメン、来日初勝利

厳しい場面での登板が続くヘルメンに、ようやく白星のプレゼントです。



これで、久しぶりにロッテ相手に勝ち越し。
その2勝が、山岡、山本とルーキー二人の力投が呼んだもので感慨もひとしお。

今日の山本の快投をみて、
先輩の佐野、斎藤、鈴木、佐藤、吉田はどう感じたか。
いや、山崎、山田、高木、青山もどう感じたか。

どんよりと曇った現状に射した一筋の光

オリックスの未来、
捨てたもんじゃありません




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