~オリックス、巨人に完勝 の巻~
勝利
年イチの姫路興行を終え、神戸に戻ったオリックス。
今日は巨人戦。
オリックス先発・金子、巨人先発・内海と、数年前ならファン垂涎の対決。
昨日お休みの、T・安達・中島・小谷野・ロメロが今日はスタメンに名を連ね、本格モード。
試合の方も、8-2としっかり勝利を挙げました。
金子はストレートの制球が甘く、まだ本調子といえないなかで3回被安打2奪三振3とそれなりのピッチング。
開幕まであと三週間。
金子クラスだといま仕上げる必要もなく、
調整は順調といっていいのではないでしょうか。
キャッチャーは、今日も若月でした。
硬軟
面白かったのは、同点に追いつかれた直後の5回裏・オリックスの攻撃。
デッドボールで出た駿太を、安達が送らず、バスター。
みごとに決まり無死一三塁となったところで、二番の鈴木昂平がスクイズ。
しっかり決めて、1点勝ち越し。
続く吉田正尚は、得意の内角高め(昨年のインハイ打率は12球団トップでした(球辞苑調べ))をライトに弾き返し2点目。
この硬軟織り交ぜた攻撃、
昨年のオリックスとは大違いです。
昨年ならば、
同点の無死一塁、安達は間違いなくバント。
次打者が打撃の弱い鈴木であったとしても、バント。
バント一辺倒。
今日のような攻撃をみせることで、相手守備も迷います。
昨年何度も失敗したスクイズも一回で成功し、
とどめは吉田のバット一閃。
気持ちのよい攻撃でした。
シーズンに入ってもこの姿勢でいって欲しい。
ね、福良さん。
山岡
ドラ2・黒木の影に隠れがちなドラ1・山岡。
私も厳しい論調で書いていますが、
今日の山岡は、変化球が低めに決まり、キレもありよかった。
巨人の重量打線を4回無失点に抑えました。
まだまだコントロールは大ざっぱながら、
ストレートに力強さが加わったせいか、
伝家の宝刀・スライダーで空振りを奪う場面が多くみられました。
黒木を筆頭に、
侍ジャパン相手に好投した近藤、
山岡、
そして今日も中継ぎでしっかり抑えた澤田。
若手ライバルたちがしのぎを削ります。
最近のオリックスにはみられなかった、
じつにいい風景です。
平野
WBC一次ラウンド最終戦対中国。
オリックス・平野佳寿が登板。
打者3人から2三振を奪いました。
中国打線を完全に見下ろして投げている印象で、
フォークを低めに集め、打たれる感じがしませんでした。
これで日本は3連勝で二次ラウンド進出。
キューバ・イスラエル・オランダとの対決です。
オランダには、ボガーツ(レッドソックス)、グレゴリウス(ヤンキース)、シモンズ(ジャイアンツ)と、
メジャー屈指の内野手が揃います。
彼らと平野の対決が観れる(可能性がある)なんて、
WBCさまさま、
平野を選んでくれた小久保さまさまです。