~オリックス・山崎勝己、攻守に活躍! の巻~
四番・ロメロ
熱戦に終止符を打ったのは、オリックスの四番・ロメロ。
泳ぎながらも体を残し、宮西のシンカーをすくってレフトスタンドへ。
約1か月ぶりのアーチが、貴重な決勝点となりました。
打率も徐々に下降線をたどっていたロメロですが、
こういう大事なところで打ってくれれば問題なし。
さすが四番という働きです。
あとは、
30本と本塁打王が現実味を帯びてくると同時に急に打てなくなったTが復活してくれれば…。
松葉→比嘉→近藤→平野
先発の松葉、
立ち上がり、わずか7球で1点を失いどうなることかと思いましたが、
その後は凡打の山を築きました。
内外投げ分け、左のエースを襲名した頃のピッチングでした。
今日も勝ち星つかず、今季は3勝11敗と多くの借金を重ねてしまった松葉。
投球内容的には、課題の左打者にチェンジアップを投げれるようになり対左打者の被打率が改善するも、
それが成績に結びつかずといったところでしょうか。
後を継いだ、比嘉、近藤、平野も三者凡退で抑え、
10回のロメロの一打を呼びました。
なにげに比嘉が勝ちパターンの継投に組み込まれています。
そしてナイスピッチング。
レアード、横尾、太田といった右のフルスインガーには、最適なピッチャーです。
今年は来季に向けて自信を取り戻す程度でオッケー。
来季はシーズン頭からの活躍を期待しています。
山崎勝己
その投手陣を引っ張ったのが、スタメンマスクの山崎勝己。
丁寧なリードが印象的でした。
もともとリードには定評のある山崎。
森脇政権1年目には、抑えキャッチャーという、重要ながらその必要性をあまり感じないポジションも任されていました。
シーズンが終わるころに、山崎のありがたみを急に思い出し、頻用する首脳陣。
その鈍感さに呆れて言葉も出ず。
5月の低迷時期に、若月に固執することなく、伊藤を、山崎を使っていれば…。
何度も書いていますが、そう思わずにはいられません。
初ヒット
今日は珍しく打撃面でも活躍した山崎。
今季初ヒットもようやく生まれ、それが同点のタイムリーヒットになり、計2打点。
ただ、1打点目は前進守備を引かなかった日ハムの判断に助けられたもの。
一死二塁からの2打点目はナイスヒットでしたが、
山崎には申し訳ないですが、これはもうたまたまでしょう。
この場面、
また福良がやってくれました。
先頭のTが四球で出塁し、八番の大城に送らせてのバッター山崎。
またですか…。
数日前の記事でも書きましたが、
4回に1回ヒットが打てる人間に送らせ、
10回に1回しかヒットの打てない人間で勝負する。
確率論的にも理解しがたい作戦ですが、福良はそんなことお構いないようで…。
今日の偶然のタイムリーに気をよくし、
福良バント作戦が今まで以上にみられそうです。
9年ぶり
今日の日ハム戦の勝利で、
西武に続いて2チーム目のシーズン勝ち越しを決めました。
日本ハム戦の勝ち越しは9年ぶりとのこと。
2008年、大石代行時代以来になります。
それはすなわち、オリックスが初めてのCS出場を決めた年。
…、長かったですね。
明日の先発は、日ハムには通用する山崎福也。
あの完封勝利以来白星はなし。
来季への手応えをつかむピッチングをしてほしいものです。