~オリックス、先発陣の好投と救世主シュウィンデルで楽天に勝ち越し! の巻~
山岡から宇田川へ
4月18日からの本拠地6連戦。
最初のカードは楽天戦で、初戦の先発は山岡泰輔。
序盤から好投続けるも、3安打目を浴び一死一三塁を浴びたところで、宇田川にスイッチ。
5回1/3、まだ早い86球での山岡から宇田川への交代は昨年の日本シリーズを想起。
あの試合では1点でも失うとシリーズの流れさえももっていかれかねない場面で、三振奪える宇田川の起用がズバリと決まり、日本一を手繰り寄せた中嶋の名采配と称されましたが、ここはまだシーズン序盤。
結果的にはこの交代が成功したものの、中8日の山岡ならばじっくり腰を据えて続投でよかったのでは。
打者3巡目、100球近くでの山岡の崩れが目立つゆえの交代だとは思いますが、こんな感じで責任感の強い山岡を早めに代え、山岡の試合で中継ぎ陣を多く起用し続けるは、長い目でみればチームにとって損。
ワゲスパック
1点リードの八回、マウンドに上がったのはワゲスパック。
二死からファーストのエラー後に浅村にインハイの真っすぐをレフトスタンドに運ばれ逆転を許し、結果それが決勝点に。
ワゲスパックのインハイを打った浅村を褒めた中嶋。
もちろん本塁打は打った方が褒められるべきも、ワゲスパックの球が厳しいコースを運ばれるだけの球威、球速であるのもまた事実。
現状、ワゲスパックの調子が後ろを任せられるほどの状態とは思えず。
田嶋大樹
2戦目は、楽天お得意の田嶋大樹。
前日の山岡以上のピッチングで、素晴らしいの一言。
8回1失点。
いつも書いていますが、このボールが日本ハム、西武に通用しないとは全く思えず。
それでもその1点が重くのしかかっていたこの試合。
七回に頓宮、八回に新外国人・シュウィンデルの適時打で、田嶋の負けを消すのみでなく田嶋に勝ち星もプレゼント。
田嶋の力投が報われて本当に良かった。
シュウィンデル
この試合、猛打賞に決勝タイムリーと、シュウィンデルがド派手なデビュー。
MLB情報豊富な雑誌スラッガー2022年3月号で「狂い咲き?」と評されていたシュウィンデルですが、昨季の数字をみればまさに狂い咲き。
ただ昨季の不振があったおかげでのオリックス入り。
不振の要因が故障ゆえその部分が心配でしたが、案の定のオープン戦離脱。
しかしこの試合では、外国人が苦手とする落ちる球への対応を初戦でみせたシュウィンデル。
(休み休みだとしても)出てくれれば十分に戦力となってくれそう。
ただ、故障離脱が刷り込まれてもいるせいか、スイング観ていても壊れやすいガラスの印象。
山崎福也
勝ち越しかかる3戦目の先発は、山崎福也。
開幕2戦目の乱調以来の先発となった山崎は気合十分。
三振裏うたびにグラブを叩き自身を鼓舞します。
6回2/3、右の外国人を迎えたところで比嘉に交代となりましたが、まだまだ投げられる内容。
山岡、田嶋、山崎と先発全員好投が、カード勝ち越しの最大要因。
個人的には全員もう1イニングは投げられた、投げさせたかった。
チーム打率リーグトップ
3戦目、打線は5安打で3点。
大事なところでもう一本が出ないとオリックス打線を揶揄、批判する人にとっては言葉に窮する、出たヒットがほぼほぼ大事なところのみ。
チーム打率はいまだリーグトップ。
得点圏打率云々よりも評価すべきはそこ。
シュウィンデルにゴンザレスもいまのところ機能。
紅林も戻ってきて、吉田の代役が求められる森もその強打を随所にみせてくれています。
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