~オリックス・モヤ、移籍後初打席初本塁打 の巻~
モヤ、初打席初本塁打
入団会見、支配下登録即一軍登録、スタメン六番。
オリックス期待の新戦力、モヤの第一打席。
インコース低めのストレートを捉えた打球は、ライトスタンドに飛び込む、打った瞬間の特大アーチ。
移籍後初打席初本塁打。
身震いするほどの鮮烈デビューに、心躍りました。
待ち望んだ長距離砲が即結果を出す。
これほど嬉しいことはなし。
ブライアント二世
ブライアントとの符合がなにかと話題のモヤですが、ブライアントの再来、ブライアント二世になり得るかと問われれば答えはノー。
ブーマーやバース、デストラーデとともに80~90年代を代表する助っ人外国人である、近鉄バファローズ、ラルフ・ブライアントはそう簡単に越えれる壁ではない。
野球を長く観てきたなかでもブライアントの存在感はトップクラス。
ブレーブス坊やだった私はあのダブルヘッダーの日、反西武という一点で近鉄を応援し、それに応えたブライアントに慄き、感動し。
ブライアント二世になれると簡単に明言できるほど、ブライアントは手の届く位置にいません。
モヤはモヤ
背番号16が空いていましたが、チームが過度にプレッシャーを与える必要はなし。
モヤはモヤ。
同じ左の長距離砲セギノールやタイゲイニーくらいに活躍してくれれば文句なく、お釣りがでるくらい。
もちろんブライアント級の活躍をしてくれれば最高ですが。
ただ、今日のモヤの本塁打の弾道、
あの日ブライアントが渡辺久信から放った一発を想起させました。
あとは前任者同様、長距離砲への忍耐が足りない西村がどれだけ辛抱できるか。
ブライアントの開花は、仰木彬と中西太がいたからこそ。
荒西、吉田一将
試合の方は大敗。
こういう日もあるでしょう。
先発の荒西祐大は回を追うごとに甘いストレートを捉えられ、
本日一軍復帰の二番手・吉田一将はそれ以上に滅多打ち。
同点の三回表無死一塁、バッターは九番の藤岡。
ここで犠打をして一つアウトを貰えればと願っていたのですが、井口のチョイスはヒッティング。
チャンス広がり、打率,230の三番打者にタイムリーを浴びたところで荒西の命運が尽きました。
モヤの日
収穫は山崎福也、と言いたいところですが、
こういうノンプレッシャーの場面で山崎が好投を続けるのをいままで何度も観てきており。
ファームで高い奪三振率を誇る山田修義の3奪三振の方が個人的には嬉しい。
今日はモヤの日。
モヤの本塁打を観れただけでよし。
もしその後にご来場された方がおられたならば、慰めの言葉も浮かびませんが…。