~オリックス、太田椋・初安打初本塁打&山崎福也・今季初勝利! の巻~
結局は例年通りの後藤駿太
ようやくの一二軍入れ替え。
荒西祐大、太田椋、西浦颯大⇔東明大貴、廣澤伸哉、後藤駿太
後藤にいよいよ見切りをつけて落とし、守備力互角の西浦にて補填。
10年我慢してきてのこれですからやむなし。
練習試合ではみられた、打席での粘りもなくなり、これでは上に置いておく意味がない。
結局は例年通りの後藤で終わり。
廣澤伸哉
廣澤落として太田昇格は打力優先の意思表示。
廣澤は初の一軍帯同でよく仕事をしてくれた方。
この経験を活かして下で課題の打撃向上に取り組んでくれれば。
守備の人だから打は疎かで、は時代遅れの考え方。
上述の後藤のように、打てなければレギュラーは永久に掴めません。
21歳、守備固めで生きていくと自分の未来を狭める必要はなし。
山崎福也
オリックス先発は山崎福也。
こちらも後藤同様幾度も期待を裏切ってきた選手。
しかし、一軍昇格直後のピッチングにいい意味で驚き(~オリックス、西村徳文&二番・大城滉二、スクイズ3回企図3回失敗 の巻~)、前回は勝ち星つかずも5回無安打の好投。
あんなに垂れていたストレートが強くなりキレも伸びもでて、十分な先発ローテ投手。
ただ過去のトラウマあり、投げてみるまでは信頼できないのも本音。
が、今日もナイスピッチング。
5回/被安打5・与四球2・失点2。
ストレートを低めに投じられたことで、持ち味のカーブがより効果的になりました。
太田椋、初安打初本塁打
一点を追う三回裏。
山足の完璧な打球がフェンス越えず一死となって、太田椋の今季初打席。
バンデンハークの真っすぐを捉えた打球はセンターバックスクリーンに一直線。
プロ初安打初本塁打。
以前の記事で何度も書いてきましたが、予想通り、太田が21世紀生まれ第一号を放った選手となりました。
パンチ力が太田の最大の武器。
この弾道は昨年二軍降格直後の阪神戦で放った一発を想起させ。
それを今度は上の舞台、豪腕バンデンハークで再現。
太田椋、空白の三塁手争いに堂々と参戦です。
ジョーンズ、価値ある一発
その後、吉田正尚のタイムリーで勝ち越して二死二塁で四番・ジョーンズ。
打ってほしいところでなかなか一本の出なかったジョーンズですが、ここはカーブを完璧に捉え、五階席への特大ツーラン。
2‐2からの6球目、手が出てしまう外角低めのカーブを辛抱できたのが大きかった。
たまたまランナーがいただけと考え、打点も得点圏打率も重視しないメジャーで生きてきたジョーンズ。
それでもランナーがいるところでの一発の価値は洋の東西を問わず。
このジョーンズの本塁打で試合を優位に進めることができました。
その後のT、ロドリゲス連打のあとの伏見に一本出ていればもっと楽に戦えましたが、それは欲張り。
山田修義
五回、山崎が無死満塁を一点に凌いでの六回。
マウンドには増井浩俊。
昨日の鈴木優同様、成長を促す意味でももう1イニング入ってほしかった。
その増井はフラフラながら、相手の犠打に助けられなんとか抑えて、七回は山田修義。
昨日打たれた山田、一番からの好打順を三者凡退で抑えて名誉挽回。
昨日打たれても山田を責める声がなかったところに、今季の山田への信頼が表れています。
柳田からやや外寄りのスライダーで三振を奪った場面は、初回、初球二球目と内の厳しいところを攻めた山崎-伏見の配球が活きたか。
見どころ満載の息詰まる接戦を、珍しく制す
大事なもう一点が入らないのはいつものこと。
ならばと、八回はヒギンスが難敵上林を空振り三振に斬り、九回はディクソン。
ストレートがいまひとつだったディクソンですが、ナックルカーブでカウントを稼げたのが救い。
恐怖の柳田に回さず今宮セカンドゴロでゲームセット。
接戦をものにして連敗を2で止めました。
ソフトバンク戦完敗が続き心がやられていたのか、気分的には一週間ぶりの勝利のような感じ。
太田の一発、
ジョーンズの価値あるツーラン、
一皮むけた山崎福也の好投(そして今季初勝利)、
ブルペン陣の奮闘。