~オリックス・岡崎大輔、戦力外通告 の巻~
戦力外通告
オリックスは22日、以下の支配下登録の4人と来季の契約を結ばないことを通告した。
黒木優太投手(25)、山崎颯一郎投手(21)、鈴木昂平内野手(28)、岡崎大輔内野手(21)の4選手。
黒木は2016年ドラフト2位で入団し、17年は55試合、18年は39試合に登板したが、今季途中にトミー・ジョン手術を受けていた。山崎颯は16年ドラフト6位で入団し、今季途中にトミー・ジョン手術を受けていた。鈴木昂は15年ドラフト7位で入団し、今季は58試合の出場で打率2割2分7厘だった。岡崎は16年ドラフト3位で入団し、今季は1軍試合に出場がなかった。(スポーツ報知)
黒木と山崎は、昨年の本田仁海・塚原頌平と同じく術後の育成落ち。
焦ることなくリハビリに専念してくれれば。
危惧
支配下枠の関係上、第二次戦力外通告は当然あり、個人的にその筆頭は岡崎ではありました。
ただそれでも一次で名がなくさらにはフェニックスにも呼ばれていたことから、あっても育成落ちかと。
が、報道ではそれもなさそうで。
2016年ドラフト後の記事で岡崎について書いていますが、危惧していた通りの結果となりました。
岡崎の指名しかも3位という高順位は、当時の編成トップ・加藤康幸の(たぶん)推薦。
「うちの内野手は若手が少なく、彼のようなキャプテンシーのある本格派が必要。体は自然に大きくなるし、プロの厳しい世界を乗り越えられる精神的な要素を備えている」(埼玉新聞)
体力
プロたるもの、キャプテンシーの前に絶対的な体力と技術が必要。
即戦力と呼ばれる大学生や社会人はある程度体が出来上がってプロに入ってきますが、高校生はそこも難しい。
岡崎は3年経っても体がプロ仕様といかず、
技術面も課題の打が伸びず、遊撃手としてプロ入りも、後輩の廣澤、一年目の太田・宜保に追いやられ。
そして、今ドラフトで同じ内野手の紅林・勝俣が加入。
もう一年
体力に不安のある選手を3位という高順位で獲得する必要もなかったのは事実。
育成重視の広島はその点、プロでやっていけるだけの、換言すれば広島伝統の猛練習に耐えうるだけの体力を(高校時点で)すでに備えていることを指名の必要条件としています。
ただ岡崎に関しては、恩師である花咲徳栄監督・岩井隆も入団前から体力不足を心配し3~4年は猶予をと語っており、そのことばを信じればもう一年育成でもとの思いも強く。
もちろん3年貰ってまだその位置にいるという現実は分かった上で。
真っすぐな視線
繰り返しとなりますが、もう一年、育成で結構なので猶予を与えてほしかった。
人間性・精神面は非の打ちどころがないものを備えているだけに。
今春の激励会に出席した際、岡崎と会話する機会がありましたが、しっかりと相手の目を見て話す姿は二十歳そこらとは到底思えず。
その視線には不要な鋭さ・威圧さは全く感じられず、他人への優しさや生真面目さが内包されていて、岡崎のその真っすぐな視線を忘れることができないのが個人的希望の根源にあるのかもしれませんが。
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