~オリックス、練習試合ようやくの白星 の巻~
山岡泰輔
力の差を感じさせられたソフトバンクとの3連戦を白星なしで終えて、次戦はお得意セリーグ所属の広島。
先発は開幕投手が有力視される山岡泰輔。
寝違えの影響が心配されましたが、全くもって問題なし。
7回/被安打1・与四球1・奪三振5と完璧なピッチングを披露。
驚きは球数で、7回81球。
92球でソフトバンクを完封した、前「19」番の快投を思い出しました。
開幕投手山岡泰輔、確定です。
若月健矢
この山岡の好投を引き出したのは、正捕手の若月健矢。
その若月、バットでも貢献し、先制弾となる練習試合2本目のアーチをレフトスタンドに。
守備力はリーグでも随一もとにかく打てない若月。
「捕手は打てなくてもいい」と前監督の時代遅れの発言が若月の打撃面の成長をおろそかにした面は否定できず、それでも彼なりに打撃フォームを工夫し続けてはいました。
これが一過性のものか否か。
そこが問題。
右打ちの外野手争い
七回裏。
相手守備陣のミスにつけ込み、大量4得点で試合を決めました。
無死一二塁で代打杉本がライト前。
一年目の顕著なアウトサイドインのスイングだったならば確実に捉えられていない球。
左投手の内寄りスライダーにバットが内から出て一二塁間を抜いていきました。
無死満塁でTが甘いストレートを仕留めきれない嫌な雰囲気の中、左殺しの松井佑介がセンターオーバーのツーベースで待望の追加点。
さらに太田の打球がショートの後ろにポトリと落ちさらに2点。
杉本ヒットのあとに松井がタイムリー、その後の西村は三振。
代打兼の右打ちの外野手争いも激しさを増しています。
昨日デッドボールの中川は骨には異常がなかったようで一安心。
休養の中川の代わりにサードに入ったのはルーキーの勝俣翔貴、しかも五番で出場。
空振り1つ、見逃し2つの3三振も、強いスイングをみれば使いたくなるのも当然で、五番にも違和感を感じず。
首脳陣の勝俣への期待は、松井のタイムリー直後の二死二三塁、もう一押しが欲しい場面、対左の塹江相手でも代えなかったことでも明らか。