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森友哉

~オリックス、西武からFA移籍の森友哉獲得 の巻~




森友哉獲得

オリックスは16日、西武から国内フリーエージェント(FA)権を行使した森友哉捕手(27)の獲得を発表した。26日に大阪市内で入団発表を行う予定。

オリックスは今季日本一に輝いたが、チームの補強ポイントは明確で、「攻撃力強化」を目指すストーブリーグとなっていた。今季は助っ人野手陣の奮闘がなく、リーグ最少の89本塁打と長打力不足に嘆いた。490得点もリーグ4位で、投手陣が力投しても僅差で敗れる試合が目立っていた。

さらに、選手会長の吉田正がポスティングシステム(入札制度)でのメジャー移籍を球団に希望中。球団側はポスティング容認の回答を控え、慎重姿勢を貫いている段階。主砲は今季119試合に出場して打率3割3分5厘、21本塁打、88打点を記録。メジャー移籍が決定すると、この成績を埋めるために大型補強が必要になる算段だった。

19年に首位打者、リーグMVPにも輝いた「打てる捕手」の補強で、来季3連覇を狙う。(日刊スポーツ)

2017年、平野佳寿のメジャー移籍の穴を埋めるべく獲得したのが、増井浩俊。
そこから5年、歴史は繰り返し、吉田正尚のメジャー移籍(現時点では噂)の穴を埋めるべく獲得したのが、森友哉。



27歳

伏見寅威のFA移籍が現実のものとなりつつあるなか、強打者・吉田と正捕手格の伏見の穴を一挙に埋めうる人材が、キャッチャーとして侍ジャパンにも選ばれ首位打者も獲得したことのある、打てる捕手・森友哉。
しかも年齢も27歳と若い。

FA移籍選手の成功率は、(費用対効果を含めずとも)決して高くないのが事実ながら、20歳代の宣言選手に限れば、その成功率は格段に高くなります。

個人的意見を言えば、基本的にFA選手の獲得は反対。
ただし上述の通り20代であればそれなりの働きは十分に期待できます。



吉田と比べれば

今季は自身の不注意で故障しチームを離脱。
主力選手としてあるまじき失態で、FAイヤーでなければ年俸大幅減の可能性もあったなか、報道では4年16億ないし18億と大幅昇給はFA人間模様。

今季の成績は打率.251/本塁打8/OPS.718と「打てる捕手」にしてはかなり物足りず、埋めるべき穴の吉田正尚(打率.335/本塁打21/OPS1.008)と比べれば、(吉田が凄すぎるという点もあれど)雲泥の差。

同級生の若月にマスクを譲り捕手の負担が軽減されたとしても、森一人で吉田を補えるかと言えば否。
いままで同様、いままで以上に他の選手の力が必要となります。

その「他の選手」ですが、大砲候補が下にいないのもこれまた事実です(それを自覚しているからこその内藤指名)。



暗黒の歴史の一掃

移籍を決断するに、金銭を除き大きいと思えるのはやはり、2年連続のオリックスのリーグ制覇

いくら手を挙げてもFAの目玉には見向きすらされなかった過去。
それもこれも大金手にしても優勝から遠ざかる可能性が増えるからで、その暗黒の歴史も一掃する感のある森の移籍。

性格的にやんちゃな面のある森ですが、森よりも人間的に格段に大きく、ある意味森以上にやんちゃと思える指揮官がいれば、手綱を締めることも十分に可能でしょう。

上述した通り、FA宣言選手の獲得を諸手を挙げて賛成とはいきませんが、楽しみなことの多い、森友哉の移籍です。




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