~オリックス、契約更改①園部・若月・近藤 の巻~
園部聡
○500万円←450万円
課題としては2軍と1軍で変化球の曲がり方が違うので、来シーズンは1軍の変化球に対応できるようにしたいと思います。
来シーズンから背番号が44番に戻る事になりました。
育成選手の頃、入団当初につけていた44番に戻るんだという気持ちで練習をがんばっていたので、とてもうれしいです。
球団から勝利に貢献できるプレーを求められているので、期待に応える事ができるように頑張りたいと思います。
育成落ちから1年半。
よくぞ戻ってきました。
それもただ戻ってきただけではなく、大きく成長して。
ロッテ戦でのプロ初出場初スタメン。
その日に決勝打を放ち、ヒーローインタビュー。
一気にスターへの階段をのし上がるかと思われましたが、
田口曰く「ズタズタのボロボロになって」ファームに帰還。
その後、ファームの試合も欠場し心配しましたが、
左太ももの肉離れで全治1カ月、試合復帰までは約2カ月かかる重傷を負っていたそう(であるばらば、再昇格後の園部への早めの代走が理解できます)。
ここでシーズン終了となってもおかしくない怪我を負った園部ですが、
診断から3日後には「大丈夫です。動けます」と言ってきて田口を驚かせました。
そして、まさかの再昇格。
そして、プロ入り初ホーマー。(この顛末に関しては、「日本経済新聞 2軍監督 田口壮!」のなかで詳しく書かれています)
久しぶりに、泥臭い選手が現れました。
もちろんいい意味で。
オリックスが渇望している右の大砲。
首脳陣の調整もあったのでしょう、今季の打席数は57。
来季の新人王資格を有しています。
パリーグ、19年ぶりの野手の新人王へ。
その可能性は、十分にあるでしょう。
若月健矢
○1500万円←700万円
入団当初よりもピッチャーのワンバウンドなど捕球技術は上がっていると自覚しています。
ただ全てにおいてまだまだであると思っているので、全てのレベルアップが必要だと思います。
来年はまた競争になると思いますので、1戦1戦必死にやっていきたいと思います。
その成長曲線は予想以上。
勉強・経験の一年のはずが、
伏見を抜き、山崎を抜き、伊藤までをも抜き去り、いまやオリックスの正捕手に。
なんといっても、
ファンが観ていて、納得できるリードが持ち味。
中田への8球連続フォークなど、驚愕し感服させられることもしばしばです。
このまま順調に成長すれば、
東京五輪の正捕手の可能性も。
ただ伊藤も伏見も山崎も黙ってはいません。
年上のルーキーも入ってきました。
来季乗り越えれば、
オリックスのキャッチャーは10年安泰です。
近藤大亮
●960万円←1200万円
今シーズンは1年間怪我で1軍に出場できませんでした。
来シーズンは怪我なく1年間投げ抜くことを目標にし、オフは怪我をしにく体作りと体力強化に努めます。
そして、来シーズンはみなさんに恩返しができるように頑張ります。
近藤に関しては、首脳陣のミスですね。
開幕2戦目、
途中降板後の降板後の酒井前一軍投手コーチのコメント。
「2、3日前のキャッチボールからおかしかった」。
それが分かっていながら投げさせた結果、
近藤は、プロ一年目をまるまる棒に振りました。
ただ、復帰したフェニックスリーグ、秋季キャンプ練習試合では、
格が違う投球をみせています。
こちらも園部同様、
新人王資格保持者。
先発5番目・6番目の椅子は、空いています。
育成契約
さすがにプロ1年目での解雇は、選手配給源でもある社会人チームへの印象が悪すぎる。
戦力外通告後も、神戸での練習に参加していたようで、
想定通りの育成契約だったのでしょう(それならば、早めに発表してほしいものですが)。
とりあえずは、一安心ですが、
堤は難しかったんですかね…。