~オリックス・契約更改⑬中島・小谷野・山崎勝 の巻~
中島宏之
3億5千万円←3億5千万円(3年契約3年目)
コメントなしの詳細は以下の通り。
中島のスケジュールに都合がつかなかったことと、複数年契約を結んでおり、条件に変更がないため、契約書を郵送して契約を更改した。森川球団管理部長は「話したいことがあれば別の機会に話しましょうと伝えた」と話した。(デイリースポーツ)
球団も中島も、どちらも非常識です。
昨年の契約更改は11月30日から12月21日にかけて行われました。
いくら自主トレや新婚旅行等で海外に行っていたとしても、
どこかでできるでしょうし(無理ならば年明けでも)、
どこかで場を設けてすべきです。
また、
いくら複数年契約を結んでいて、
条件に変更がないとしても、
契約更改は、選手がチームに対して直接意見がいえる貴重な場。
現に、
一昨年は、当時選手会長であった伊藤がケータリングや京セラドームの跳ねすぎる芝について改善を求め、
昨年は小谷野が舞洲施設の24時間利用を求め、その意見が通っています。
自らの給料のことのみならず、
チームを少しでも良い方向にもっていけるように、グラウンドレベル・選手レベルから気づいたことを球団に伝えていく。
これも中堅~ベテラン選手の、契約更改の務めでもあります。
にもかかわらず、
20日超の日程に合わそうとせず、郵送を甘受する中島。
3億5千万円という多額の年俸を貰う人間としての責任や矜持が感じられませんし、
中島の球団への愛着のなさを、感じずにはいられません。
くわえて、チームの中島への期待の低さも。
小谷野栄一
7000万円←7000万円(3年契約3年目)
来年は2年分あばれたいと思います。
1年間1軍にいるということがとても難しく感じるようになっているので、目標は怪我なく1年間1軍でプレーすることです。
そうすれば結果もついてくると思います。
ひとつでも多く勝って最終優勝までもっていきたいと思います。
そして、その戦力になっていたいです。
それにひきかえ、
チームのことを優先に考えているなと思えるのが小谷野。
前述の舞洲の件、
オリックスの若手を引き連れての自主トレの件など、
戦力にならなかった2年間をお詫びし、取り返さんとするような小谷野の動きには、感心するばかり。
一塁は、T、モレル、中島、園部、
三塁は、モレル、中島、奥浪との争い。
十分レギュラー狙えます。
山崎勝己
●1160万円←3400万円
体的には悪くないのでまだまだ出来ると思っています。
1年でも長く続けられるように、怪我なく歳を感じさせないプレーを来年もみせたいと思います。
屈辱の減額制限超えの提示をのみ、オリックスに残留。
しかし、これはあまりにも酷な評価。
2016年オリックスの初勝利は、ディクソンと山崎のバッテリーでした。
その後も山崎、先発マスクを被っています。
にもかかわらず、
ルーキーキャッチャーの飯田大祐(年俸1000万円)とほぼ同額の提示は、これまで頑張ってくれた選手への対価としてはあまりにも低すぎる。
このようなベテラン選手への酷薄な扱いも、
チームが一つになれない原因ではないでしょうか。
若月の成長が認められるとはいえ、
伊藤は配球面で苦しみ続け、
伏見はまだ物足りず、
飯田は未知数。
支配下捕手は総勢5人のオリックス。
まだまだ山崎の力が必要です。
腐らずに頑張ってほしい。
そう願います。