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2016ドラフト

~オリックス、ドラフト5位・小林慶祐、ドラフト8位・澤田圭佑 の巻~

小林慶祐

ドラフト後に行われる、社会人・日本選手権。
指名を受けた選手にとっては、お世話になったチームへ最後の奉公の場となる大事な舞台ですが、
昨年の日本選手権で輝いたのは、
ドラフト1位の山岡ではなく、ドラフト5位の小林慶祐でした。

初戦のピッチングを観た長谷川滋利SA曰く、
「フォーム、テンポがいい。中継ぎでも先発でも使えそう。即戦力。よく5位で獲れたね」。

187㎝の大型右腕。
東京情報大から日本生命に進んだ24歳は、いまだ未完成。
これが小林が5位まで残っていた理由です。

上体が突っ張った投げ方は、広島の永川のよう。
その永川と同じく、小林の決め球はフォークボール。
典型的なオーバースローゆえ、フォークの落差は十分にありますが、体の軸が傾くため制球力には欠けています。

それでも社会人相手だと抑えられました。
しかし、プロでは置きにいったストレートを打たれる場面が散見され、
いまプロの壁にぶつかっているところ。

大卒社会人ながら、上述の通り、素材型の選手。
まだ時間はかかりそうですが、開花できれば尋常ならざるスケールに育つ可能性も秘めています。

決まったときのストレートとフォークはプロの一級品レベル。
その精度を上げることが今後の課題です。



澤田圭佑

大阪桐蔭で春夏連覇を達成後、立大へ進んだ澤田。
昨春の段階では上位指名が確実視されていましたが、
1年時から先発・抑えと投げに投げた結果、疲労が蓄積し4年時に成績下降。
それゆえに、ドラフト8位まで澤田が残っていました。

テンポのいい投球はプロでも変わらず。
豆タンク型の体型で一見豪速球投手に見えるも、その実はコントロールピッチャー
チェンジアップを駆使し打者を翻弄。
与四球率の低さは東京六大学でもトップレベルでした。

春季キャンプでは、ドラフト同期の山岡、黒木らが一軍に選ばれるなか、
澤田だけが二軍スタート。
忸怩たる思いがあったでしょうが、
数少ないチャンスをものにして、一軍帯同を自らの力で掴み取りました

名をあげたのは、WBC強化試合日本代表戦での好投です。
いつも通りの淡々としたピッチングで、
侍たちを無失点に抑えました。

こちらは、小林と違って完成品
いまの力をどれだけ維持でき、
どれだけカスタマイズしていくことができるかが今後のカギとなります。

好調な選手が一人もいない、いまのオリックス中継ぎ陣。
開幕一軍の可能性も十分にあります



 WBC開幕

本日より、WBC日本ラウンド開幕。
選手紹介でグラウンドに出てきた平野をみて、ぐっとテンションが上がりました

課題とされたWBC使用球への対応も、
強化試合のピッチングを観る限り、徐々に適応でき始めた様子。
小久保の構想では、クローザーからは外されたようですが、
それでも経験豊富な平野を必要とする場面はきっと来ます。
なんといっても、
NPBに3人しかいない、100セーブ・100ホールドの達成者なのだから。

グループAでは、
本命視された韓国がイスラエルに敗れる波乱のスタート。

この数週間は、野球三昧の楽しい日々が送れそうです。




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