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2017ドラフト

~オリックス・2017ドラフト候補③(藤岡、田中、宮本) の巻~




 待ったなし

安達の病気再燃と西野の三塁コンバートで、
一気にがら空きとなったオリックスの二遊間。

大城・小島がレギュラー筆頭もそれでは弱く、
かといって宗や岡崎に任すには早すぎる。
となると、
必然的にドラフトで、ということになります。

数日前の記事で、都市対抗MVPの福田周平(NTT東日本)の獲得が噂されていましたが、
正直、上位で獲得すべき選手とは思えず。
二遊間補強待ったなしのオリックス。
たぶん2位で即戦力内野手を指名してくると思います。

であれば必然的に、候補は
田中(日立製作所)、藤岡(トヨタ自動車)そして奈良学園大の宮本に絞られます。




 指名漏れ

2年前のドラフト。
吉持、大城、柴田、そして茂木と大学生内野手の名が次々と呼ばれていくなか、
最後まで呼ばれなかったのが、藤岡であり田中。

足は吉持に負け、
守備は柴田に劣り、
打は茂木に敗れる。
大城のような右打ちの内野手という希少性もなかった、藤岡と田中。

右投左打のこの二人が、指名漏れの屈辱を晴らさんと社会人で研鑽を積み、2年前より高い評価を得て指名候補に再び名乗りを上げました。

近頃行われたBFAアジア選手権でも日本代表に選ばれ、スタメンを張った藤岡と田中。
準決勝・決勝と、一番セカンド・田中、三番ショート・藤岡
二人の活躍もあり、チームは全勝優勝を果たしました。

オリックスのチーム事情もあり、この二人に注目していましたが、
今日、日刊からこんな記事が。

 オリックスが26日ドラフト会議で、トヨタ自動車・藤岡裕大内野手(24=亜大)を野手の最上位候補にリストアップしていることが23日、分かった。

藤岡は大学通算104安打の好打者。強肩を生かし、内外野ともこなす守備も魅力だ。社会人2年目の今季は遊撃手として活躍し、オリックスは課題の二遊間強化を図れる存在として検討。

1位はJR東日本の左腕田嶋に一本化しているが、野手では藤岡にトップクラスの評価を与えている。




 藤岡裕大

藤岡裕大 (177cm/85kg、右左、岡山理大付高-亜細亜大-トヨタ自動車)

広角打法が持ち味の巧打者だが、甘い球はスタンドに放り込む力も十分。俊足を生かした守備も評価が高い。昨年の都市対抗では若獅子賞を獲得(スポーツナビ)

いかにも打ちそうな構えながらそうでもなく、
細かいプレーが得意でもない。
足も取り立てて速くもなく、
肩は強いがスローイングにミスもある。

これが私の藤岡評です。
しかし、この選手、打席で構えた時の雰囲気が素晴らしい
前述したように、いかにも打ちそうな空気が充満しています。

この醸し出される雰囲気はたぶん天性のもの。
技術よりもそちらを評価しています。

もちろん技術的にも、ドラ1レベルだとは思いませんが、今年のドラフトでしたら2位でも全然問題ないだけの実力を秘めています。
名コーチと出会えれば、
打撃守備、たぶんもっと伸びる選手です。




田中俊太

田中俊太 (177cm/78kg、右左、東海大相模高-東海大-日立製作所)

広島でプレーする兄・広輔と同じショートへのこだわりもあるが、セカンドとしての安定感も抜群。打撃では長打よりも、野手の間を抜く打球を飛ばす。

すぐ戦力になるのは、藤岡よりたぶん田中俊太の方です。
日本代表の一番を任されていたように、何でもできるバッターです。

ツボにはまれば大きいのも打てますし、
守備範囲も広く破綻がない。
細かいプレーもでき、走塁意識も高く、たぶん野球脳も高い。
どこのチームに入団したとしても、来季の開幕一軍はよほどのことがない限り大丈夫でしょう。

私的には、藤岡よりも田中の方を評価しています。




 宮本丈

そして最後はこの選手。

宮本丈 (181㎝/79㎏、右左、履正社高-奈良学園大)

4強へ進出した昨年の大学選手権では2本塁打を記録して、一気に注目を集めた。パンチ力ある打撃が武器の大型ショート。

ご覧のように、打ち方にかなりの癖のある宮本
バットのヘッドが投手側に入りすぎ、
ノーステップで割りのないまま打ちにいく

打ち方変えればもっと打てると言われても、頑なに自らのバッティングタイルを貫く。
しかしそれで結果も出ているわけですから、外野も強くは言えない。

ただ、いまのレベルだとこれでも対応できるでしょうが、
目指すべきプロの世界に足を踏み入れるとどうか。

正直、4月から活躍する姿が浮かびません。

守備や走塁は宮本に関しては二の次。
とにかくこれで打てるのか否か、それがすべて。

私的にはちょっと難しいかなと。

オリックススカウト陣も大挙押しかけており、
履正社出身ということも加味すると、指名の可能性も十分にあります。
ただ、オリックスのみならず他球団も指名を見送る可能性も同じくらいあると思っています。




 外れ一位

オリックスは、確実にこの3人のだれかを2位で指名すると踏んでいます。
ただそれでも実力的に2位。
彼らを1位で指名するとなると、いくら不作の年とはいえ、今ドラフト失敗ということになりそうです。

日刊でオリックス田嶋確定という記事が出ながら、他紙ではいまだ報道なく。

清宮指名に一縷の望みを捨てきれません…。

ただそうなると、くじで外す可能性の方が高くなり、1位が上記の即戦力内野手になることも…。
難しいところです。




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