~オリックス・福良、台湾ウインターリーグ視察 の巻~
根本薫
昨年に続いて、西村ヘッドと台湾ウインターリーグを視察。
幾人かの有望な卵を見つけたようです。
オリックス・福良淳一監督(57)が8日、台湾で行われているアジア・ウインターリーグを視察。高卒ルーキーの根本薫外野手(19)を「足も肩もあるし、打撃も面白い」と高評価。“未来の核弾頭”発掘に思わず目を細めた。
異国の地で指揮官の目に留まったのは、19歳の外野手だった。二ゴロで間一髪アウトに持ち込んだ足に思わず「速っ!」と声が出た。この日は4打数無安打だったが、ここまで全12試合に出場し、打率・312、4盗塁。下位の打順からスタートし、1番に定着するようになった。
巡ってきた好機だった。宗が直前に故障。今夏に投手から野手に転向したばかりだが、チームトップクラスの俊足と対応力のある打撃が見込まれて、代役に抜てきされた。
来春の1軍キャンプも検討されるが、指揮官は「来年、2軍で試合に出し続けて、糸井みたいな感じで野球を教えながらやらせたら面白いと思う」とニンマリ。かつて日本ハム2軍監督時代に同じく野手転向した糸井(現阪神)を覚醒させた育成法を採用するプランを披露。逸材を大きく育てるつもりだ。(デイリースポーツ)
ドラフト時は外野手で指名も、その能力の高さに惹かれ登録は投手だった根本。
しかし二刀流はそれほど容易ではなく、夏、外野手に正式転向。
転向以降、ファームで打率,262を残し、今回、宗の代役としてウインターリーグに派遣。
不足ぎみだった実戦の場を得て、ぐんぐん吸収しています。
快足でありながら、今季のファームでは経験不足もあり盗塁0。
しかし、このウインターリーグではすでに4つ記録。
根本にとって有意義な時間となっています。
12月3日からはウエスタン選抜の一番を奪取。
福良が言うように、来年は二軍で試合に出し続けるのが、根本の成長には最も効果的でしょう。
また一人、楽しみな選手が増えました。
鈴木優
投手陣ではこの人。
オリックスの福良淳一監督(57)と西村徳文ヘッドコーチ(57)が、台湾で開催中のアジア・ウインターリーグ視察から帰国した。
6日に渡台し、若月、吉田凌、佐藤世、鈴木優、岡崎、根本らのプレーを見届けた。
「投手は(鈴木)優の投球しか見られなかったけど、いい球を投げていましたよ。ランナーが出てからが課題ですが。根本は楽しみですね。成長を感じました」と期待の若手の攻守に目を細めていた。(日刊スポーツ)
秋季キャンプも高知組に抜擢された鈴木優のピッチングを褒めた福良。
ですが、福良の渡台した12/6~9の間に鈴木が投げたのは1試合で、
その時も2回2/3を被安打4自責点4と、相変わらずの大乱調でした。
ただ、
その試合、三振を5つ奪っておりその点も評価されたのかと。
また、
「投手は(鈴木)優の投球しか見られなかったけど」と語る福良。
12/7には佐藤世那が先発しているのですが…。
ただ、その時の佐藤のピッチング、
6回を投げ、自責点4、被安打13…。
もしかしたらあえて触れなかったのかもしれません。
プロテクト
大和をFAで獲得したDeNAは、すでにプロテクトリストを阪神に提出した模様。
オリックスもそろそろでしょうが、
プロテクトのボーダー上にいると思われるウインターリーグ参戦中の若手を生で観た福良の帰国を待って、作成されるのでしょう。
増井を獲得し入団会見が終わっても、
実はまだ完了とはならないFA。
なかなか嫌なものです。
二軍といえど
しかし、このウインターリーグ。
社会人選抜チームの活躍が目立ちます。
9勝3敗1分けで、ウエスタン、イースタン選抜を抑え首位。
しかも、個人成績部門でも、
笹川晃平(外野手:東洋大→東京ガス)が首位打者、打点王、
青学で吉田正尚の一つ下だった岡野祐一郎(東芝)が奪三振王と輝かしい結果を残しています。
オリックスから派遣された、若月、岡崎、根本、吉田凌、佐藤世那、鈴木優。
全員彼らより年下ですが、言ってもプロ。
もっとギスギスしたところをみせてもらいたい。
今年は未開催でしたが、
大阪プロアマトーナメントでもいまだ優勝できず。
二軍といえど、アマに負けるプロチームを応援するのはさすがにつらいです…。