祈優勝! オリックスバファローズ

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2017オリックスファーム

~オリックス、ウインターリーグを終える①(吉田凌、佐藤世那、鈴木優) の巻~




 6チーム中5位

投手陣から吉田凌、佐藤世那、鈴木優。
野手からは若月、根本、岡崎。
オリックスから計6人が参加した、2017年台湾ウインターリーグ。

昨年は格が違う吉田正尚が打撃五冠を達成。
属するNPBウエスタン選抜を優勝に導きました。

今季のウエスタン選抜は6チーム中5位と不振で、プレーオフにも進めず。
彼らの成績がこの順位となった一因にもなり…。

各選手の寸評を2回に分けて行いたいと思います。

本日は投手編です。



 吉田凌

まずは、4試合に登板の吉田凌。

すべて先発での起用。
初戦に崩れたものの、2戦目に若月とのバッテリーで完封勝利を挙げてからは3連勝
ウインターリーグ最多勝に輝きました。

ウインターリーグでも結果を残し、二軍レベルは卒業ですが、
では一軍レベルかといわれるとまだ心許ない
その理由は、やはり課題のストレート。

自主トレは、西、近藤、巨人の菅野らと行う予定。
チームの先輩・西、高校の先輩・菅野はタイプ的には吉田と同じ。
かなりレベルは違いますが、年々ストレートの威力を増している菅野から良いアドバイスをもらえれば…。

このまま順調に伸びていってほしい選手です。



 佐藤世那

続いて、吉田凌と同期の佐藤世那。

ウインターリーグ開幕戦の先発を任されるも、ノックアウト
その後も試合を壊し続け、0勝3敗 防御率5.21でフィニッシュ。

ウインターリーグ後半からは、サイドスローに挑戦
しかも一夜漬けのサイドの方が結果が出るという皮肉。

帰国後は、もっと腕を下げてアンダースローに挑戦との記事も。

もともとアーム式の投球フォームで故障が危惧されていた佐藤世那。
故障はなかったものの結果を残せず、
フォーム変更に舵を切ったと思われます。

以前の記事ではサイドに挑戦と書きましたが、
「もっと腕を下げたい」と語っているところをみると、本格的にサイドもしくはアンダーに転向しそうです。



 信じた道を

高木、大山、古川ら、成功例のないオリックスのサイド転向
いままでは首脳陣の指示でいやいやながら従ったと思われる節がありましたが、
佐藤に関しては、本人の意思が動機になっているようです。

フォームに難ありというスカウト評ゆえ、ドラフト6位という低い順位での獲得だった佐藤。
すぐにフォームに手を付けなかったのはオリックス首脳陣の配慮から。

自身の置かれた立場を鑑みると、
焦る気持ちは十分に分かります。

転向を決めたのならば、外野の声に耳を傾けず、
信じた道を突き進むのみです。



 鈴木優

サイド転向の佐藤世那よりもっとひどかったのが、3年目の鈴木優。

10回1/3を投げ、自責点19で防御率16.55
二軍レベルの相手にこの惨状では目を覆いたくなります。

しかし、視察に訪れた福良も褒めていたように、
ボールのキレ自体は秀でており、奪三振は18で、1イニングに2個近く奪っていた計算。

あとは制球力と、ランナーを置いたときのピッチング。

球速を追い求める愚にいち早く気付くことが、成長のきっかけとなるでしょう。



 寂しくも楽しみに

こちらの想定を大きく超える成長をみせる吉田凌に、
もがく佐藤世那と幼い鈴木優。

いまのところドラフト順位通りの成績となっています。

明らかにチームのドラフト方針が変わった2013年ドラフトから、
積極的に高校生を獲り始めましたが、
そこから4年経ち、若月のみが一軍戦力となっている現状はやや寂しい

もちろん彼らはまだ若いとはいえ、
山岡、黒木といったほぼ同世代が一軍で活躍しているのも事実。

高校出の彼らが出てくる日をファンは、楽しみに待っています





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