~オリックス、FA戦線参戦?傍観? の巻~
ポスティング
秋季キャンプ真っただ中ですが、
トレード、
FAもしくはポスティングと、各球団に動きが出てきました。
FAの締切が14日と迫るなか、
ここでFA・ポスティングを公言、もしくはその可能性のある(あった)選手について、まとめてみたいと思います。
まずはポスティング。
大谷(日本ハム)→ポスティング容認
牧田(西武)→ポスティング容認
菊池(西武)→ポスティング拒否
大谷は入団時の約束通り、わずか5年でメジャー移籍。
プロ野球ファンにとっては寂しい限りですが、
オリックスにとっては難攻不落のピッチャーが一人減るのは好都合。
今年国内FAを獲得した牧田は、
メジャー移籍を訴えその希望が通った形。
どうせ来季出ていかれるなら、いまのうちにポスティングで稼いでおこうという球団の腹積りが透けて見えます。
ただそれも、球団経営を考えると当然の帰着。
同じ西武の菊池には、海外FA獲得前年までまだまだ働いてもらうということでしょう。
FA(投手)
続いて、FA。
まずは投手。
平野(オリックス)→FA宣言/メジャー移籍へ
涌井(ロッテ)→FA宣言/メジャー移籍へ
宮西(日本ハム)→日本ハム残留
増井(日本ハム)→?
野上(西武)→?
谷元(中日)→中日残留
オリックスのクローザーとロッテのエースがメジャー挑戦。
年齢はいっていますが、夢諦めず、堂々と2度目の海外FA権を得てのチャレンジです。
宮西は一生日本ハムということでしょう。
増井と野上が考慮中ですが、
FA宣言自体はすると思います。
野上には横浜が、増井には巨人が手を挙げるのではと噂されています。
FA(野手)
続いて、野手。
鶴岡(ソフトバンク)→FA宣言
川島(ソフトバンク)→ソフトバンク残留
明石(ソフトバンク)→?
炭谷(西武)→?
中村(西武)→西武残留
中田(日本ハム)→?
大野(日本ハム)→FA宣言/中日濃厚
俊介(阪神)→阪神残留
大和(阪神)→FA宣言/オリックス・横浜が獲得目指す(阪神も宣言残留容認)
日本シリーズでサヨナラヒットを放った川島、
西武との4年契約を終えた中村はチームに残留。
本来ならば、今季のFAの目玉となるはずだった中田翔はいまだに考慮中。
過去最低の成績を残した今季ですが、それでもFA宣言すれば年俸の大幅アップは勝ちとれるでしょう。
ただ、そんな中田に手を挙げるチームがいるかどうか。
相思相愛と目された阪神も積極的な発言はなく…。
将来の日本球界を背負う清宮が日本ハム入団予定で、
チーム編成上いつかは送り出すはずの日本ハムにとっては、今季のFAがベストなタイミングと思われるのですが。
炭谷、明石
FA戦線の主役となる可能性がありながら、
毎年、西武への愛着ありチームに残る炭谷。
ですが、今年の起用法をみると、さすがに今年はFA宣言しそうな気がします。
まだ行使未定も、実は面白いのが、ソフトバンクの明石。
打撃センスにあふれ、
守備はセカンド・ファーストをきっちり守る。
サードも守れないわけではなく使い勝手の良さは、ソフトバンクでもナンバーワン。
層の厚いソフトバンクでも重宝されています。
このまま、ホークスの控えとして野球人生を終えるか、
日本一を置き土産に勝負するか。
難しいところです。
オリックスの場合
近年は、なんでもかんでも手を挙げていた印象のオリックスですが、
今年は大和以外はスルーのようです。
ただ、
中田翔が宣言するとわかりません。
地元の大阪桐蔭出身であり、ドラフトでは1位で指名しています。
一塁渋滞を理由に清宮から撤退したオリックスですが、
年俸次第では獲れるとなると…。
いまのチーム編成、また費用対効果の面から、必要だとは思いませんがはたして。
私としては、大和ならば明石を推したい。
打力は数段上。
フルで出たらもしかしたら三割打てる可能性すら秘めた選手。
守備に関しては大和には劣りますが、決して下手なレベルではなく、
セカンドならば西野よりは上、
ファーストならば間違いなくチームトップでしょう。
しかも人的補償のいらないCランク。
年俸も大和とほぼ同じの5500万円。
そして、なんといっても、
常勝チームでもまれています。