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2017オリックス

~オリックス、増井獲りに参戦? の巻~




 トライアウト

本日、広島で行われた12球団合同トライアウト。

昨日の記事内で、私の注目選手として、
投手では乾真大、坂田将人。
野手では、中村亘佑と田代将太郎を挙げていました。

彼らの成績は、
乾が1安打を浴びるも、打者4人から3つの三振を奪い、
故障明けの坂田が、丁寧なピッチングで打者4人を完璧に抑え(奪三振2、被安打0)、その持ち味をいかんなく発揮。

打者の二人は、
中村が3打数2安打。
田代が4打数1安打で2盗塁。

厳しい舞台で、
彼らの実力は発揮できたのではないでしょうか。

ですが早々と、
視察に訪れていた長村球団本部長から、
枠の問題もあるからね。今回は獲得を見送る方針で考えています」(スポーツ報知)との意見が。

左腕に捕手。
別に支配下でなくても。
オリックスのウイークポイントに合致すると思いましたたが…。



 増井浩俊

今日は、トライアウトについていろいろと書こうかと思っていましたが、
そんなことを吹き飛ばすインパクトの記事が、スポーツ報知にありました。

 オリックスが、FA権の行使を表明した日本ハム・増井浩俊投手(33)の獲得に乗り出すことが14日、明らかになった。

守護神の平野がメジャー移籍を最優先に海外FA権を行使することを表明している。宮内オーナーはこれまでに「(平野と)同等かそれ以上の補強をする」と話しており、増井に白羽の矢を立てた。平野はメジャー移籍がかなわなければ残留することも明かしているが、球団では流出の事態を想定して、増井に対し4年を基本線とした複数年契約を用意するとみられる。

いまのところ一紙だけなので、まだなんとも言えませんが、
もしこれが事実とするならば…。
大和以上にひと悶着ありそうな獲得となります。

現在の増井の年俸が2億2000万円。
日本ハムが2年4億4000万円以上の提示をしている以上、それ以上の提示(2億5000万円程度)は最低でも必要でしょう。

近年の増井の成績をみると、その額が彼にふさわしいとは到底思えません

例えば、サファテや松井祐樹が出てきたときのような、
彼らが九回のマウンドに立った瞬間に、今日の試合終わったなと思ってしまうほどの圧倒的な絶望感を増井に抱くことはなく
実際、日ハムファンからも「増井劇場」と揶揄されている現実。

そんな、来シーズン34歳になるピッチャーに2億5000万、もしくは3億円を提示。
ちょっと考えられません



 愚鈍の極み

しかも高額年俸よりも厄介なのは、増井が複数年契約を望んでいる点

FA行使にあたり、増井はこう語っています。
長くプロ野球の世界で野球をやっていたいと思うので、長い契約を頂けるのが一番」(日刊スポーツ)。

上記のスポーツ報知の記事では、
オリックスは増井の希望に沿う形で、4年を基本線とした複数年契約を用意するとのこと。
それはつまり、
34歳から37歳まで、オリックスになんの貢献もしていないベテランに近い投手に、高額の年俸を保証するということ

たとえば、28歳でFA宣言した、現ソフトバンク、当時横浜の内川に4年の長期契約を提示するのは理解できます。
4年経ってもまだ32歳と、力の衰えが顕著になる年齢でもないので(それでも長いとは思いますが)。

34歳の、しかも力の衰えも目立ってきた投手に4年契約を結ぶなど、はっきり言って愚鈍の極み
大和獲得など、この件に比べればいかにも些事。

中島の失敗をまったく教訓としていない
こんなことやっていたら、
チームはもう終わりです。



 複数年契約

複数年契約は選手に安心感を与えますが、
その安心感が、選手の能力アップに結びついた例の方が少なく、
一般的には、プロスポーツ選手に必要なハングリーさの欠如を生み、往々にして成績がダウンします。

こんなこと、
FA選手の成績を振り返れば誰でも知っている自明の理なのですが…。

それに、増井のこの発言。
「長くプロ野球の世界で野球をやっていたいと思うので、長い契約を頂けるのが一番」。
緊張感が、全くうかがえません

自分が成績を残し続ければ契約してもらえるのがプロの世界。
強い気持ちで戦っていこうという意思が全くみられない

多くの理由で、
増井獲得には大反対です。



 いやになる

平野の米移籍が生んだこの騒動。
10月26日のスポーツ報知の記事には、こうあります。

 今オフの米大リーグ挑戦を視野に、海外FA権行使の意思を固めているオリックス・平野佳寿投手(33)が24日、大阪市内で球団側から初めて条件提示を受けた。

今季で3年契約が満了し、新たに2年以上の複数年契約で残留を強く要請されたもよう。平野は「しっかり評価していただいたと感じました」と語った。球団には7日に権利行使の意向を伝えており、球団側もFA宣言後の残留を容認。今後はメジャー挑戦か残留かの二者択一となる。

オリックスの顔である平野には、「2」年以上の複数年契約で残留を要請し、
増井には、「4」年を基本線とした複数年契約を用意する。

呆れてため息しか出ません。

陽のとき同様、巨人さんの資金力にお願いするしかないのでしょうか…。

この報道が事実ならば、
このチーム、
いったい、なにを考えているのか…。

いやになります。




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