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2017オリックス

~オリックス、増井に3年9億、もしくは4年契約を提示 の巻~




 14.01

11月22日に都内で行われた、増井側との入団交渉。
もともとは代理人との交渉予定も、本人の都合がつき増井自身も出席し行われた模様。
オリックス側は福良も駆けつけ、その熱意を伝えました。

平野のメジャー挑戦により、空白となったオリックスのクローザー
近藤・黒木、もしくは新外国人に託したいところですが、それがそう容易ではないことは、今シーズンクローザー襲名後の黒木の変調でも明らか。
であれば、よそからクローザーを連れてくるのが一番。

抜ける平野の今季成績は、3勝7敗29セーブ、防御率2.67。57回1/3を投げ、被安打57、奪三振47。
交渉中の増井の今季成績は、6勝1敗27セーブ、防御率2.39。52回2/3を投げ、被安打47、奪三振82

クローザーの必須条件として、奪三振がよく挙げられますが、
奪三振率、K/BBの比較では、
平野、奪三振率7.38、K/BB2.94。
増井、奪三振率14.01、K/BB7.35

参考までにキングオブクローザー・ソフトバンクのサファテは、
奪三振率13.91、K/BB10.20。

数字上、セーブ数以外では増井がすべてにおいて平野を上回っています
特に増井の奪三振率は、サファテも松井祐樹(10.59)をも上回る出色の数字。
すばらしい投手であることは間違いありません。



 33

しかしながら、懸念されるのは彼の年齢。
現在33歳の増井
今年ユニフォームを脱いだ川端と同級生(小学校時代しのぎを削った仲)です。

ここ10年でFA移籍した投手の中では久保康友(阪神→DeNA)と並ぶ最年長
しかも先発より勤続疲労が著明なクローザーを務めていた事実。

今季増井が残したすばらしい数字たちをみせつけられても、
どうしても不安を拭うことができません。

さらに、増井が求める複数年契約の怖さ。



 リスク

今季セリーグの最下位を独走したヤクルト。

FAで獲得した選手を含む多くの主力と複数年契約を結びましたが、
その結果、
FAの大引は年間を通しての戦力とはならず、
成瀬に至っては移籍3年でわずか6勝。
川端、館山、畠山も故障続き。
複数年契約のリスクが如実に表れた一例でしょう(それでも3年前に優勝していますが)。

また、わざわざその例を他球団に求めるまでもなく、
わがオリックスでも、
複数年契約を締結した選手たち、
金子、平野、岸田、小谷野、中島、昨季で退団したブランコは、
単年契約ではその年俸を維持できたとは思えない成績ばかり(Tが唯一の例外)。

来季34歳の投手に複数年契約を提示することのリスク。
にもかかわらず、
オリックス側は増井に3年9億、もしくは4年の大型契約を提示…。




 否定の根底

また、人的補償で若手をもっていかれることへの不安も

近年のドラフト戦略が功を奏し、有望な若手選手(特に投手)が増えてきています。
シビアな日本ハムが人的補償を選ぶかどうかは分かりませんが、
その危険性を冒してまでもFA選手を獲得する必要がはたしてあるのか。

実際、FAと距離を置く広島カープの成功例を思い浮かべると、
付け焼刃的なFAよりも育成の方が大事であることを、再認識させてくれます。

増井がすばらしい投手であること、
増井がオリックスの補強ポイントであることに疑いはありません。
しかし、
3年または4年の契約を保証してまで獲得すべき選手だとは思えません。

昨年の陽。
今年の大和、増井。

FA獲得へのこの否定的な感情

FA選手に高額年俸や複数年契約の提示と大判振る舞いした結果、
生え抜きや2014年の躍進に貢献した選手たちを次々と切り、次々と減俸させていったあの暗い過去が、
その思いをきっと強くしているのでしょう。




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