~オリックス、大和争奪戦に敗れる の巻~
断り
オリックスの長村裕之球団本部長(58)は30日、阪神からFA権を行使し獲得を目指していた大和内野手(30)から、断りの連絡があったことを明かした。この日の朝に大和本人から電話があり「申し訳ございませんでした」といった内容だったという。
二遊間の強化を目指し、3年3億円の条件で獲得を狙っていたが、同本部長は「こればかりは本人が選んだこと。うちも誠意を持って対応させてもらった。どこにいくにしても頑張ってくれと伝えました」と本人の選択を尊重する考えを明かした。(スポーツ報知)
報道によれば、
阪神4年4億、
DeNA4年4億5000万、
オリックス3年3億だったとのこと。
大和に年俸1億を提示しフラれる。
仕方ないでしょう。
レギュラー確約がなく来季もいままでと同じような起用法を示唆していた阪神。
にくらべて、
野上獲得に回すはずだった資金を上積みできた(と思われる)DeNA。
新天地での挑戦を本人が望んでいたこともあり、
結論は一つだったかなと。
大和>増井
今年のオリックスのFA戦線。
まずは大和獲得の報があり、続いて増井。
私的には、
大和のみの獲得報道の際は、大和不要と考えていましたが、
増井参戦報道が出てからは、増井ならば大和の方が欲しいと思っていました。
もちろん、両方獲れなければそれでかまわないという気持ちは変わりませんでしたが。
オリックス、来季の二遊間。
西野コンバートにより、セカンドの有力候補は大城。控えに小島と復活かける縞田。
ショートはもちろん安達が本命も、病状悪ければ、鈴木昂平、宗、岡崎、新人の福田、山足。
余りにも弱い…。
特にショートに関しては、
鈴木昂平は徹底的に打てず、
宗と岡崎へのレギュラー奪取指令は能力的にまだ重く、
福田、山足に、源田や京田のような働きを期待するのはなかなか難しく。
ゆえに、
増井に3億使うのであれば、大和の方に使う方が有益ではないかと思っていました。
人的補償
しかしそれでも、そう公言するに二の足を踏ませたのは、
人的補償の問題があったから。
有望な選手を提供してまで獲得する必要性があるのか…。
大和争奪戦には敗れたものの、
増井獲得成功によりその問題は依然くすぶっており、
28人に絞るのが、オリックスファンであればあるほど情も入り難しい。
2014年の躍進に貢献した選手や、
高卒3~5年のプロスペクトも漏れることとなりそうです。
獲得に伴い金銭のみならず、貴重な人材さえ失う可能性のあるFA。
よほどではない限り、
参戦する旨味はないと思ってしまうのですが…。
増井獲得
大和にお断りの連絡をもらった当日、
増井獲得が正式に発表されました。
それに伴い、背番号の変更等もありました。
それらについてはまた明日の記事で書きたいと思っています。
増井がオリックスに来ることが決まった以上、
もちろん全力で応援します。
しかし、
なかなか、
笑顔の出ない一日でした。