祈優勝! オリックスバファローズ

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2017オリックス

~オリックス、2017年の通知表 の巻~




 63勝79敗

終わってみれば、63勝79敗で、借金16

例年通りの二桁借金です。

ホーム開幕3連敗で早々と優勝を諦めるも、
そこから奇跡の快進撃で、一瞬夢を見た4月。
しかし、5月の逆噴射で目標をAクラスに下方修正。
ロメロ、吉田正尚の復帰が起爆剤となるも長くは続かず、
オールスター以降は取り立てて書くこともなく、いつも通り淡々と負け続け、
最後は6連敗でフィニッシュ。

4位といえど、
3位の楽天とは15ゲーム差。
宮内御大が言うように、「下に行ったふたつのチームが極端に悪かった」というだけ。

気を緩めればあっという間に最下位に逆戻りです。

浮いて沈んで、もっと沈んだ2017年シーズン。
通知表形式で選手を評価していきたいと思います。



たいへんよくできました

「たいへんよくできました」
T-岡田

残念ながらTのみです。
しかもそのTも、選手会長という数字に見えない貢献度を加味して。

打点の少なさはマイナスポイントも、
日本人トップタイの31本塁打はお見事の一言。
「浪速の轟砲」復活を印象付けたシーズンでした。

T自身、「四番を打ちたい」という希望はあるものの、
指揮官の提示はいつも、気楽な下位で。
そのイメージを払拭するには、勝負強さを身につけること。
技術のさらなる向上とメンタル面の強化が求められます。



よくできました①

「よくできました」
山岡泰輔
近藤大亮
黒木優太
ロメロ
マレーロ
小谷野栄一

ドラ1の山岡とドラ2の黒木。
そして怪我で出遅れたものの、シーズン途中からセットアッパーを任された二年目の近藤大亮。
彼らがいなかったらと考えるだけでぞっとします。

息切れこそあれど、
ルーキーながら規定投球回数をクリアした山岡、
シーズン序盤の快進撃の立役者・黒木。
オールスターにも選ばれた二人のルーキーには拍手しかありません。

来シーズンはもうワンランク上の世界に。



よくできました②

ここ数年泣き続けた助っ人問題は、今季は解消。
シーズン途中に早々と来季の契約を結んだロメロとマレーロは、
ともに20本塁打超えの大活躍。
フルで出場できれば、30あるいは40本も。

まじめなロメロと陽気なマレーロ。
両極端なキャラの彼らが来年も幹となってくれるでしょう。

楽天・ソフトバンクの例をみるまでもなく、助っ人の活躍がペナントレースを左右するのは明白。
ロメロ・マレーロを確保し、
来季に向けてその点の心配をしなくてよいのは精神衛生上だいぶ楽です。

また、ベテランの小谷野の働きも光りました
今季だめならユニフォームを脱いでいたであろう小谷野。
オリックス移籍3年目でやっと、小谷野らしい仕事をしてくれました。



がんばりましょう

松葉貴大
山崎福也
西勇輝
安達了一
西野真弘
駿太
若月健矢
吉田正尚

この順位ならば必然的に「がんばりましょう」が多くなります。

試合途中で崩れることが多かった松葉は3勝
プロ初完封も終わってみれば2勝の山崎福也
来季は先発の座も厳しい立場です。

骨折がなくても二桁勝利は難しかった西はわずか5勝
主力となって以降、最低の成績でした。

開幕スタメンの安達、西野はシーズン完走できず
とくに西野は年々成績が低下しレギュラー争いからも脱落。

飛躍の年となるはずだった若月は、課題のキャッチングと打撃面でチームの足を引っ張りました
負けても負けても若月を起用していた5月が、チームにとっても若月本人にとってももったいなかった。

シーズン序盤、ようやく打撃開眼かと思わせた駿太も、終わってみればいつもの成績
とにかく伸びません。

そして、吉田正尚
シーズンの行方がほぼ決まってから10何本本塁打打っても、その価値は低く。
一年ならまだしも二年続けての故障離脱は、本人の問題大です。



未来

「がんばりましょう」の8人中、5人はドラフト1位(松葉、山崎、安達、駿太、吉田正尚)。
彼らの伸び悩みが、チームの低迷に結びついています。

この通知表をみると、
福良が球団納会で語っていたことばを思い出します。

数人のベテランと新戦力の力で最下位を避けられただけ若手、中堅の成長が必要。覚悟して臨んでほしい」

翻訳すれば、
小谷野、中島(とロメロ、マレーロ)と、山岡、黒木、近藤のおかげで最下位を避けられただけ。
松葉、山崎福、西、安達、西野、駿太、吉田正尚、若月の成長が必要。

「よくがんばりました」の6人中、新戦力が5人。
彼らがいなければ、二年連続の最下位も十分にあり得ました。

新しい息吹は聞こえています。
ただ彼らだけでは4位がせいいっぱい。

頂点を目指すには若手、中堅のさらなる成長が必須。
彼らが一軍半で終わるか否か
そこに、オリックスの未来がかかっています。

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